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2011年 01月 20日
昨年の6月頃、「溜まったポイントがもうすぐ無効になりますのでお早めにお使い下さい」というお知らせがヨドバシカメラから来た。
しかも17000ポイントも。 どうやら以前カードを切り替えた際、前のカードに溜まっていたのをそのまま忘れていたらしかった。 なんだか得した気分になって、さて何を買おうか考え、2000円ほどプラスしてかねてから欲しかったiPod touchを買った。 音楽再生ツールとしては既にiPod shuffleを持っていたのだけれど、touchはWi-Fiでインターネットに接続出来ると聞いていたので、それに興味があって買ってみた。 ところが使ってみると、日本ではWi-Fiの接続環境が携帯電話の接続のように整備されていなくて、限られたアクセスポイントでしか使えないという事がわかった。 常時使いたかったら携帯用のWi-Fiルーターを持っていなければならず、その接続料が案外バカにならない金額で、だったら最初からiphoneを買ったほうが良いくらいの感じだった。 常時接続できれば、きっと電車の中などでも使えて便利だろうなと思うものの、ルーターを買ってまで使いたいと言うほどでもなかったので、現時点ではネットに接続したい時にはアクセスポイントに行って接続している。 私が申し込んだ接続サービスでは「マクドナルド」と「ルノアール」の殆ど全店、あと山の手線の駅構内などがアクセスポイントになっており、料金は使い放題で380円と、殆どだた同然の安さなのだ。 それ以外にも探すとフリーでアクセス出来る場所が何箇所かある。 というわけで、私はだいたい「マクドナルド」でアクセスしているのだが、そもそもアクセスして何をしているのかといったら、主にアプリケーションと電子書籍のダウンロード作業をしている。 長い前振りになっちゃったけど、そういうわけで私も去年から電子書籍愛好家の仲間入りをした。 去年はニュースでも盛んに「電子書籍元年」などと取り上げられていたが、ネットで電子化された書籍を配信するサービスを提供しているサイトは、もうずいぶん前から存在しており、その老舗ともいえるのが「青空文庫」と「グーテンベルク21」だろう。 ご存知の方も多いと思うが、「青空文庫」は、10年くらい前から著作権切れになった文学作品を電子化して無料でダウンロード出来るサービスを提供しているインターネット上の電子図書館で、Wikipediaによると、昨年末の時点で公開されている作品の数はおよそ9700作品くらいあるそうだ。 ここのサービスはファイルの形式がテキストファイルやHTMLファイルなので、元々PCにダウンロードして読む事は出来たのだが、現在ではApp storeに「豊平文庫」(¥450)という専用ビューアーがあり、それをダウンロードするとiPad、iPhone、iPod touchでも読めるようになっっている。 30冊限定で読める無償版も用意されていて、それを試してから買うことが出来るが、文字の大きさや背景色など簡単に変えられる他、しおり機能もあり、辞書の大辞林をダウンロードしておけば、わからないことばをポイントすると意味が表示されるというなかなかの優れものだ。 文字も紙書籍に近い明朝体で読みやすく、挿絵なども挿入されている。 尤も、「豊平文庫」自体は性能の割りに安価だけれど、大辞林は価格が2500円とApp Storeで販売しているアプリとしては少々高めなので、現在のところは辞書なしの読書となっているのだが。 すっかり気に入ってしまったこのビューワーを使って、「青空文庫」からは、いつかは読みたいと思いつつ後回しにしていた小栗虫太郎や、久生十蘭の作品、与謝野晶子版の源氏物語などたくさん入手した。 ただ、青空文庫」は昭和50年代くらいまでの日本の著作物が多く、翻訳小説が少ないのが残念な点ではある。 一方の「グーテンベルク21」は、小説などを中心にやはり著作権が切れた作品を多く提供しているが、こちらはどちらかというと翻訳小説が多く、サービスは有料となっている。 ただしこちらの本は現在のところiPod touchでは読むことが出来ない。 これは以前にも書いたけれど、私はこの書店で「オトラント城奇談」という本を購入した際、苦肉の策としてファイルをメールでiPod touchに送り、それをtouchのメモ帳にコピペして読んでみたが、読みにくいこと甚だしかった。 その上訳文がおそろしく古臭く、そのせいもあってか全く面白みがなく、有料サービスなのにこのレベルかとがっかりした。 「グーテンベルク21」では現在「翻訳登竜門」というコーナーを設けて、広く新人の翻訳者を求めている。 その中から有望な新人が現れて、訳が古くなった作品は言うに及ばず、未発表の作品なども、独自の、今の時代に合った翻訳でどしどし発表して欲しい。 さっきも書いたようにこの書店の作品はiPod touchでは読めないが、最近「GALAPAGOS(ガラパゴス)」での購入は可能になったようだ。 「GALAPAGOS」というのは、これも既に知っている方も多いと思うけれど、昨年SHRAPから発売された電子書籍端末で、昨年はこれ以外にもソニーの「Reader」、auの「biblio Leaf」などの電子書籍端末が次々に発売され 話題になった。 でも私的にはなにしろ今はiPod touchで読書するのが至極快適だと思っている。 なんといっても他の書籍リーダーに比べて多機能だし、使用料もネットの接続料380円のみで、その上小さくて携帯にも便利。 始めはこの小ささでは読みにくいかと思ったけれど、読みやすさは紙の書籍と殆ど変わらない。 それにこれは他のリーダーでも同様だろうけれど、バックライトが付くので暗い所でも本が読める。 書籍リーダーでは3000冊保存可能といったような機能が売りのようだが、考えてみれば仕事がらみの調べ物に使うならいざ知らず、私のような空いた時間に本が読みたいだけの読者にはそのような機能は不要で、読んだ本の管理はむしろPCでした方が都合が良い。 App storeで購入した本に関しては、「My本棚」というアプリを使って管理する事が出来るし、ネット上の古書店NETOFFは登録した本の管理が出来る「みんなの本棚」というサービスを無料で提供している。 こんなことを書くとメーカーに顰蹙を買うかもしれないけれど、さっきも書いたように書籍リーダーは本で調べ物をしたい人や、画面が大きいのでコミック好きの人には向いているかもしれないけれど、一般の読書好きならむしろスマートフォンかアンドロイド携帯を買って、それで本をダウンロードしたほうが便利なような気がするが。 それに大体、現時点では電子化されている書籍の数が少なく偏りすぎている上、購入した端末から欲しいと思った書籍が必ずしもダウンロード出来るとは限らず(それぞれのリーダーが提携している書店からしか買えないようになっている)、そこでさらに制約がかかってしまう。 まだサービスが充分充実していないのに書籍リーダーを買ったところで宝の持ち腐れなんじゃないだろうか。 最初期に登場した書籍リーダーといったらなんといってもアマゾンが発売した「Kindle」が有名だけれど、日本のアマゾンが電子書籍の事業を全く開始していない現状では、「Kindle」を購入したって日本語の書籍を読みたい人には全く役にたたない。 それに例えばさっきも書いたように、「グーテンベルク21」の本はiPod touchやiPod、iPhoneでは購入出来ない。 ネット上には現在、電子書籍を販売するネット書店が次々開店しているが、中には相変わらず書籍をPCだけにしかダウンロード出来ない書店も存在する。 そもそもiPod touchで本を購入するには必ずApp storeからでなければならないのだけれど、それにしたって、書籍自体がアプリとなっている場合もあれば、Store内に書店が出店していて、その書店のビューアーをダウンロードしてそれを使って本を購入しなければならないなど様々で、かなり戸惑う面があるのも事実だ。 私は現時点で、各書店が提供するビューワーを9個もダウンロードした。 しかもビューワーによって微妙に使い方が違うので、その都度マニュアルを読まなければならない。 書店ごとに取り扱う商品が違うのは当然だろうけれど、消費者がいろいろな書店を巡って気に入った本を見つけたのに、自分の持っている端末では購入出来ない事がままあるのでは不便極まりない。 例えて言えば、メールで文書を送ったものの、受け手のPCに搭載されたソフトがそのファイルの形式に対応していないので読めない、みたいな話だ。 提供するファイルの形式を統一して、端末にはどの端末であろうとそのファイルが必ず見られるソフトを搭載しておいてくれれば、使い勝手も格段に向上すると思うのだが。 それにさっきも書いたように、電子化されている書籍が偏っていて、今が旬という作品はとても少なく、10年くらい前に話題になったが今は絶版になっているといった作品が凄く多い。 しかも私が好きな翻訳ミステリーは、早川書房や創元社などミステリーに強い出版社があまり電子化に積極的でないのか、「グーテンベルク21」が提供している古い作品意外には全くと言って良いほど見つけることが出来ない。 新しい翻訳小説で見つける事が出来るのは「ハーレクイーンロマンス」ばっかりだ。 それからやっぱり気になるのが価格の問題。 書籍が電子化されたら紙のコスト、印刷コスト、在庫スペースのコスト、輸送コスト、など物理的なコストに加え、出版部数のリスクなども抱えなくて済む分、かなり割安になるはずと思っていたが、あにはからんや価格は思ったほど安くない。 現在私は本は殆どネット上の古本屋で検索してまとめて購入している。 こんな事をするから出版社が苦しくなるのだなあと思いつつも、その方法だと正価の半分くらいで購入出来るので、悪いと思いながらもついそうしてしまう。 もし電子書籍を紙の書籍の半分くらいの値段で販売してくれたら、その利便性を考えて断然そちらを購入する。 紙の本はどうしてもリサイクルに出せないのがあって、その保管場所に頭を悩ませている今日この頃、本当だったらすべて電子書籍にしてしまいたいくらいなのだが、現在の価格設定だったら、やっぱり古書店で購入してしまいそうだ。 尤も電子書籍ばかり買っていたら、今度は古書店が困るだろうけれど。 まだまだ黎明期の電子書籍に問題点が多いのは仕方ないのかもしれないが、巷ではそういったことはあまり取り上げられず、新しい端末の発売にばかり話題が集中しているのは、いかにも日本らしい。 日本の携帯電話は世界標準から取り残されガラパゴス化しているとよく言われるが、皮肉にもその「ガラパゴス」という名をそのまま取った機種まで登場した電子書籍端末が発展できるかどうかは、ひとえに消費者のニーズにどのように応えられるかに掛かっているんじゃないだろうか。 ※下記の広告はExciteの営業活動の一環として掲載されるもので、主催者が載せているものではありません
by chiesan2006
| 2011-01-20 04:22
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