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2013年 07月 31日
今回は最近気になる3組の異色アーティストをご紹介。
その1 2cellos 今月の初めくらいから、docomoのCMに登場した白と黒のタキシードを着てチェロを弾くイケメン二人組。 この二人、2011年、マイケル・ジャクソンの「Smooth Criminal」をチェロで演奏する姿をYouTubeにアップし、そのクラシック音楽の奏者とは思えないアグレッシブなスタイルに3週間で300万アクセスを記録し世界の注目を浴びた、その名もズバリ、2cellosというデュオ。 既にご存じの方も多いかと思うけれど、私がそれを知ったのは昨年の夏ぐらい。 件の動画を見て噂に違わぬカッコ良さに愕然としたが、その後日本のロックグループ「ワンオクロック」に嵌ってしまい、そちらの情報を追うのに忙しくてこの二人の事はいつの間にか忘れてしまっていた。 ところがその二人がなんと日本のCMに登場。 見た途端「あっ!」と思い出し、その後今度こそ真面目に情報を収集した結果、今年2月に来日コンサートツアーを開催していたことも判った。 (「いやあ、残念。知ってたら」と思ったが、知っていたところでその頃は家庭の事情で行けなかった可能性が高いのだが。) Wikipediaによると、CMで黒い衣装を着ているのがステファン・ハウザー、白い衣装の人がルカ・スーリッチ。 共に旧ユーゴのスロベニアとクロアチア出身で、今年27歳と26歳。 なんでも10代の頃、共々ザグレブの音楽アカデミーに通い、その後ウィーンに留学、さらにロンドンで音楽教育を受けた後、それぞれいくつかの音楽コンクールでの優勝経験を持つと言う。 友人でもありライバルでもあった二人だが、ハウザーの知り合いのディレクターに誘われポップミュージック市場にトライし、YouTubeの投稿が功を奏して世界的にブレイクした。 今までにもクラシック音楽の奏者がポップスやロックを演奏することはしばしばあったし、その逆もしかり。 私的にはそういうのってどっちつかずの中途半端な感じがして、どうも大抵はしっくりこないのだが、この二人にはすっかり魅了された。 なんといってもこの二人はテレビで見ての通り揃ってイケメン。 そこが魅力の大きなポイントであることは間違いないが、それよりなにより、さっきも書いたように、そのライブ演奏の半端ない迫力に圧倒される。 二人で演奏する時は楽譜は一切使わず、基本はアドリブなのだそうだが、そういう処はジャズのインプロビゼーションみたいでもある。 この二人の演奏では、音楽的にそのような様々な要素が見られる他、二人の演奏スタイルの対比も面白い。 顔の表情に始まって、体全体を使って音楽を表現するステファンが動とするなら、対するルカは静的でありながらもその瞳はキラキラと情熱的。 また外見も、ぽっちゃりしたジム・キャリーみたいなやんちゃな感じのステファンに対し、ギリシャ彫刻然としたスレンダーでノーブルなルカ。 しかも二人そろって、かつては紛争地帯だった旧ユーゴ出身であるという点も、人々の耳目を集める要素となっているんじゃないだろうか。 少なくとも、私は気になるが。 この二人をセットで売り出したプロデュース力の勝利というか、とにかく絶妙の組み合わせだと私は思った。 もちろん、二人の成功が、その超絶的な技巧や並々ならぬ感性の賜物であることは言うまでもない。だって、この二人にかかると、チェロがまるでロックギターのような音色を奏でてしまうのだから。 二人どちらチャーミングだが、私はどうしても観衆を挑発するような、アピール力抜群のステファンに目が行ってしまう。 ステファンのヘッドバンギングは、どう見てもクラシックを演奏する人とは思えない、徹頭徹尾ロックアーティストのそれにしか見えない。 それに、演奏しながらメロディーを歌っているように見えるところはまるでオスカー・ピーターソンばりだ。 ステファンを見ていると、とにかく凄く楽しい気分になれる。 因みに、ステファンの元カノは日本人だったのだそうだ。 今度来日したら、間違いなくライブに行きたいアーティストだし、8月に発売されるクロアチアのザグレブでの凱旋ライブDVDを予約したことは言うまでもない。 (残念ながら、彼らが注目されるきっかけになった動画はどういうわけかYouTubeからも公式サイトからも削除されてしまっている。超がっかりだ。こちらは来日の際の東京でのライブ映像) その2 Man With a Misson こちらは日本のロックグループだが、すでにMステへの出演なども果たしているので知っている人も多いだろう。 このグループも、私は昨年の夏ごろ知った。 やはりネットの動画で見たのだが、思わず「ええっ?」と目を疑った。 だってこの人たち、メンバー全員がオオカミの被り物を被って歌ったり演奏したりしているんだもの。 だから最初は、パフォーマンスをしている人たちの後ろで、別の人たちが演奏してるんだと思った。 ところがそうではなく、正真正銘、被り物を被って歌い、演奏していたのだ。 妙な扮装をしたロックグループは、洋の東西にかかわらず今までにもいた。 まあ、古いところではイギリスの「kiss」なんかはその代表だし、日本で「歌舞伎ロック」なんていうグループもいた。 でも、メンバー全員が被り物をしてパフォーマンスを繰り広げるグループなんて、いくら考えても記憶にない。 公式サイトのバイオグラフィーには 「19XX年、地球は戦禍の炎に包まれていた。 中略 地球の最果て、エレクトリックレディーランドの天才生物学者、ジミー・ヘンドリックス博(趣味:ギター)がその狂気の研究を完成させていた。 究極の生命体『MAN WITH A MISSION(MWAM)』(使命を持った男)。 人間なのか?狼なのか? その一見コミカルともとれる容姿からは想像も付かぬ超人的な頭脳と肉体。 中略 世界各地のあらゆる黒い歴史の影で、彼らは暗躍させられ続けた。自分の研究がこの世に生み出してしまった業、その罪の意識にさいなまされ続けたジミーは、せめてもの償いとして二度と彼らが起動しないよう、一大決心をする。 誰の手にも渡らぬよう極地に冷凍し、永遠の眠りにつかせてしまおうと。 中略 だが、誰が想像したであろうか、星の危機たる温暖化が、ジミーが命を賭して眠らせていた彼らの南極の氷の棺を溶かしてしまったのだ。 永年の眠りから目覚めてしまったMWAM。 彼らは、この世の中にとっては正義なのか?はたまた悪なのか。 2010年『MAN WITH A MISSION』が新たな使命と共に、世界中を駆けめぐる。」 などと尤もらしいことが書いてある。 自分たちでも認めているように、その一見コミカルな外見からするとどう見てもコミックバンドとしか思えないが、ひとたびその音を聞くと被り物を被ってのパフォーマンスというリスクを物ともしないスタイリッシュな音楽性の高さにびっくりさせられる。 いや流石究極の生命体と豪語するだけのことはある。 私は昔で言うところのヘビーメタル、いまだったらラウドロックといったヘビーな音は苦手だから、このグループの重すぎないサウンドと疾走感はまさにツボ、といった感じだ。 (最近のロックのジャンルは細分化されすぎていて、彼らのサウンドをどう呼んでよいのか良くわからないのだが、Wikipediaによるジャンルではミクスチャーロックとなっていた) 「新たな使命と共に、世界中を駆けめぐる。」と言うだけあって歌詞の半分以上は英語で歌い、すでに全米4か所でのツアーやパリの「Japan Expo」などにも登場している。 ただ、難を言えば、あの被り物で流石にヘッドバンギングなどの激しい動きはし難そうなのと、 いかんせん顔の表情の変化が見られないのはちょっと残念ではある。 まあ、究極の生命体なんだから人間と違うのは当たり前か。 (こちらは今年2月にリリースされ再生回数275万回を超えた「Emotions」のオフィシャルPV。) その3 クリス・ハート 日本の歌をこよなく愛する外国人が世界中から来日して歌唱力を競い、世界一日本の歌が上手い外国人を決定する日テレの「のどじまん ザ!ワールド」の第3回優勝者で、出場時に「奇跡の歌声」と称賛され、今年の4月にユニバーサル・ミュージック・ジャパンよりメジャーデビューを果たした、アメリカ生まれの黒人シンガー。 私はこの番組2回目の時に初めて見て以来、欠かさず見ている。 この番組を見ているとつくづく、世界は変わりつつあるなと感じる。 だって、10年前どころか5年くらい前でさえ、日本人のどれくらいがこのような番組が成り立つと思っただろう。 それどころか、過去にプロ、アマ含めてどれくらいの日本人が必死になって英語の歌を覚えようとして、日本人は発音が悪いとけなされただろう。 それが今や、世界の様々な国から外国人がやって来て、殆ど完璧な日本語で歌の上手さを競っているのだ。 いやあ、ほんと、世の中変わった。 この番組の出場者はとにかく歌唱力のある人が揃っているのだが、中でもこのクリスの歌声は強く日本人の感性に訴えてくるものがある、と私は感じた。 それはたぶん、クリスの中にも日本人に近い感性があるからなんじゃないだろうか。 ユニバーサル・ミュージックのサイトに書かれているBIOGRAPHYをには 「ジャズ・べーシストの父親とクラッシック・ピアニストである母親の元、幼い頃からクラシック音楽のトレーニングを受け、オーボエやクラリネット、サックス、フルートを学ぶ。12歳のとき中学校で日本語科目を受講して初めて日本語に触れたクリスは、次第に日本の文化に興味を覚え、特にケーブルTVでオンエアされていた日本の歌番組などから小田和正、徳永英明、ZARDをはじ めとする日本のポップスを見聴きして大きな影響を受けた。どんどん日本への想いを膨らませたクリスは、13歳の夏休みには土浦市にホームステイを果たした。2週間余りの日本滞在だったが、日本で過ごした際に触れた日本人の親切心やさしさが忘れられず、アメリカ帰国後に日本へのホームシックにかかり<日本に帰りたい>という感情がわき起こった。」 とある。 まあ、所属レーベルの発表だから多少水増しされているかもしれないとはいえ、その後2009年に日本に移住して、自ら歌っている動画をYouTubeにアップしたしりているので、日本とJ-POPへの思い入れは相当強かったのだろう。 普通こんなに歌が上手かったらアメリカでデビューしたいと考えるんじゃないかと思うのだけれど、ヘビメタバンド「メガデス」の元ギタリストで現在日本で活躍してしているマーティー・フリードマンの書いた「い~じゃん!J-POP」を読むと、アメリカの音楽業界って案外フレキシビリティーがないみたいだから、黒人の男性が歌手になりたいと思ったら、R&Bかヒップホップでも歌うしかなくて、メロウなバラードなんか歌っても聞いてもらえないのかもしれない。 クリスは、投稿した動画が日テレのスタッフの眼にとまり、「のどじまん ザ!ワールド」に出場。これがきっかけで、JUJUや西野カナなどを手掛けたプロデューサーからオファーを受け 今年4月にメジャーデビューを果たした。 一見とんとん拍子のようだが、来日してからは自動販売機の営業などしながら生計を立てたりもしていたのだそうだ。 というわけで、6月に発売になったJ-popのカバーアルバム「Heart Song」をまるごとItuneStoreでダウンロードしてみた。 曲目は以下のとおり 1. ありがとう (作詞・作曲:水野良樹 いきものがかり) 2. LOVE LOVE LOVE (作詩:吉田美和 / 作曲:中村正人) 3. 家族になろうよ (作詞・作曲:福山雅治) 4. home (作詞・作曲:多胡邦夫 歌:木山裕策) 5. たしかなこと (作詞・作曲:小田和正) 6. 僕が一番欲しかったもの (作詞・作曲:槇原敬之) 7. 未来へ (作詞・作曲:玉城千春 kiroro) 8. 旅立つ日 (作詞:秋元 康 / 作曲:井上ヨシマサ 歌:JULEPS) 9. 奇跡を望むなら... (作詞・作曲:E-3 歌:JUJU) 10. 瞳をとじて (作詞・作曲:平井 堅) 11. 楓 (作詞・作曲:草野正宗 スピッツ) 12. 涙そうそう (作詞:森山良子 / 作曲:BEGIN) 13. さくら(独唱) (作詞:森山直太朗、御徒町凧 / 作曲:森山直太朗) これらの曲、原曲を歌うアーティストも皆歌が上手い実力派ばかりなのだが、正直言ってクリスの歌声にはオリジナルより癒される。 メロウなんだけれども甘すぎず、優しいけれども時としてソウルフルで、とにかくジワっと心に沁みてくる。 いやあクリス君、日本の歌をここまで心を込めた歌ってくれてほんとに有難う、と言いたいくらいだ。 このアルバムはオリコンのデイリーランキングで3位、ItuneStoreのランキングでも2位を獲得している。 クリスは昨年の末、日本人女性と結婚したそうで、10月には全国を巡るライブ・ツアーも行われる。 今度は是非是非、日本語のオリジナルソングを歌って聞かせて欲しいな。 (アルバムの中でも人気の1曲「home」のオフィシャルPV。沁みる。日本語も完璧) これらのアーティスト、正当を愛する人たちからはもしかしたら邪道とそしられるかもしれないが、なんといっても磨き上げられたテクニックを駆使して繰り広げられる彼らのパフォーマンスは、聞く人間の気持ちを動かさずにはおかないのだ。 これらのアーティストが2011年から2012年にかけて、次々とメジャーデビューしたのは単なる偶然か、それとも何か新しい動きの始まりなのではと思うのは考えすぎ? ※下記の広告はExciteの営業活動の一環として掲載されるもので、主催者が載せているものではありません
by chiesan2006
| 2013-07-31 23:27
| 音楽
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