あけましておめでとうございます。
と言っても、もうだいぶ経ってしまいましたが・・。
昨年はいろいろあって、あまり更新できませんでしたがアクセスして頂いて有難うございます。
今年もぼちぼち頑張りますので、またよろしくお願いします。
まずは、昨年みた映画をざらっとリストアップしておきます。
とりあえず、自分用の備忘録みたいな感じですが。
フランケンウィニー (劇場) アメリカ
いとこの子供たちと見に行った。
案外面白かった。
レ・ミゼラブル (劇場) アメリカ
大ヒットしたミュージカル映画。
もともとミュージカルにあんまり感応しないせいか、アン・ハサウェイ以外はあまり印象に残らなかった。
ホビット 思いがけない冒険 (劇場) アメリカ
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人生はビギナーズ (DVD) アメリカ
ユアン・マクレガーとメラニー・ロランのハートフルドラマ
二人が凄く繊細な男女を演じていてる
内容と演出がちょっとガス・ヴァンサントっぽい
メラニー・ロランが超美しい
孤島の王 (DVD) ノルウェー、フランス、スウェーデン、ポーランド
20世紀初頭のノルウェーの少年院で本当のあった話をベースにしている
キリスト教の教えを傘に着て、院長は強権的、寮長は性的虐待をしている
主役の少年が川に沈むシーンは、「タイタニック」のレオ様が沈むシーンより感動した。
主役の少年の面構えが良い
スウィッチ (DVD) フランス
フランスの犯罪映画
刑事を演じているのは「エリックを探して」でエリックを演じた、元サッカー選手のエリック・カントナ。
監督は「スパイ・バウンド」や「裏切りの闇で眠れ 」などのサスペンスを撮っているフレデリック・シェンデルフェール
最近見たフランスの犯罪映画の中では今一つの出来だった
幸せへのキセキ (DVD) アメリカ
マット・デイモン主演の実話に基づくハートウォーミングドラマ
妻を亡くして落ち込んでいる男とその二人の子供たちが廃園になった動物園が付いている家を買って動物園を再開する。
そこの飼育係のリーダーがスカーレット・ヨハンソン
予定調和的内容だけど、スカヨハが出てるから許す。
マット・デイモンってジェイソン・ボーンよりこういう役のほうが似うと思うのは私だけ?
シェイム (DVD) イギリス
ポルノまがいのHシーンが話題になったが、映画のHシーンを見てこんない痛々しいと思ったことはない。
それよりなにより、この病んだ白人男性が主人公の映画を、スティーブ・マックィーンなるありがたいような困ったような名前の30代の黒人監督が撮ったと言う事に、一番びっくりした。
スーパーチューズデイ 正義を売った日 (DVD) アメリカ
ライアンゴズリングが大統領候補の若き選挙参謀
イヴァン・レイチェル・ウッドが色っぽいインターン役
虚々実々の駆け引きに、最初の頃の純粋な気持ちを失う若き選挙参謀を描く。
クリスマスのその夜に (DVD) ノルウェー・ドイツ・スウェーデン
ノルウェーの映画
クリスマスの夜に起こったいくつかの出来事が並行的に語られていく
ノルウェー人医師がコソボから逃げてきた夫婦(妻はセルビア人、夫はアルバニア人)を助けるのだが・・・。
ちょっと思いがけない展開の映画。
世界にひとつのプレイブック (劇場) アメリカ
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愛 アムール (劇場) フランス・ドイツ・オーストリア
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ロボット (DVD) インド
最近注目度の高いボリウッドだけど、この映画はちょっとバカバカしすぎて付いていけなかった。
ただ主演のオジサン俳優、ラジニ・カートンの身の軽さには恐れ入った。
インドでスーパースターになるにはこうでなくっちゃ駄目らしいが。
テルマエ・ロマエ (DVD) 日本
今年続編が公開される本作。
私は阿部寛の顔の濃さばかりが印象に残った。
この人がこんなに持て囃される訳が良くわからない。
ルート・アイリッシュ (DVD) イギリス・フランス・ベルギー・イタリア・スペイン
社会派監督ケン・ローチが描く、イラクに派兵されたイギリス人傭兵の映画。
制作にヨーロッパ各国が関わっている割には、なんか今一つインパクトが薄かった。
OSS 117 私を愛したカフェオーレ (DVD) フランス
「アーティスト」でアカデミー賞を受賞した監督が、同映画に主演した二人を使って撮ったパロディ映画。
パロディの元ネタの映画を知っていればもっと楽しめるのだろうけど、知らないのでしょうがない。
主演のジャン・デュジャルダンの表情豊かな演技が見もの。
ホルテンさんのはじめての冒険 (DVD) ノルウェー
ノルウェーのハートウォーミングコメディ
北欧のコメディ独特の淡々とした表現で笑いを誘うが、正直アキ・カウリスマキほど面白くはない。
君とボクの虹色の世界 (DVD) アメリカ
ポストソフィア・コッポラといわれる女性監督の作品。
女性ならではの視点で描かれた群像劇で、カンヌ映画祭でカメラドールを受賞した。
トゥヤーの結婚 (DVD) 中国
内モンゴルが舞台の人間ドラマ。
主演の若手中国人女優ユー・ナンが良い。
中国映画は韓国映画ほどあざとくないところが好き。
天才マックスの世界 (DVD) アメリカ
ウェス・アンダーソン監督のオフ・ビート感覚のコメディだが、主演のジェイソン・シュワルツマンが独特の存在感を放っている。
助演のビル・マーレイはやっぱり面白い。
チェイサー (DVD) 韓国
韓国の犯罪映画。
韓国映画は表現がくどくて苦手なのだがこの作品もご多分に漏れずな感じだった。
グリフターズ (DVD) アメリカ
90年代に作られた詐欺師が主人公のドラマ。
演技派3人の演技バトルが見ものだが、主人公の恋人役を演じたアネット・ベニングの演技がちょっとわざとらしい。
コード・アンノウン (DVD) フランス・ドイツ・ルーマニア
ミヒャエル・ハネケ監督の
コミュニケーションの難しさが、ハネケらしいタッチで描かれ、いつものように結論は見る側に委ねられる。
この監督の映画はいつも考えさせられる。
ビッグ・フィッシュ (DVD) アメリカ
ティム・バートン監督のヒューマンドラマ。
大ぼら吹きの父親とその息子の物語が、ティム・バートンならではのファンタジックな手法で語られていく。
奇想天外ながらラストにほろりとさせられるところは「シザー・ハンズ」っぽい。
デザート・フラワー (DVD) ドイツ・オーストリア・フランス
ソマリア移民からトップモデルになったワリス・デイリーの自伝の映画化。
単なるサクセスストーリーではない、アフリカ女性の過酷な現実が描かれていて考えさせられる。
イディオッツ (DVD) デンマーク
ラース・フォン・トリア監督が「ダンサー・イン・ザ・ダーク」の前に撮った問題作。
手持ちカメラで撮影したいわゆるドグマ映画で、最初はドキュメンタリーかと思うほど、俳優の演技が迫真。
観て感動するとかすっきりするといった感じの映画ではないところは、この監督らしい。
GONZO~ならず者ジャーナリスト、ハンター・S・トンプソンのすべて~ (DVD) アメリカ
今はなき実在のジャーナリストの生涯を追ったドキュメンタリー映画。
今のアメリカに、こんな破天荒なジャーナリストはいないんじゃないだろうか。
彼の信奉者であるジョニー・デップがナレーターを務めている。
台北の朝、僕は恋をする (DVD) 台湾・アメリカ
主演の二人が初々しい。
クラウドアトラス (DVD) アメリカ
錚々たる出演陣が複数の役をこなす叙事詩的映画。
監督は「マトリックス」のウォシャウスキー姉弟と「パヒューム」のトム・テクヴァ
長尺で複雑なつくりだけれど、難解と言う感じでもなく結構楽しめた。
ヴァンパイア (DVD) 日本・カナダ・アメリカ
日本の岩井俊二監督がカナダで米・加の俳優を使って撮った映画。
岩井監督ならではの繊細なタッチで描かれる、新手の吸血鬼映画。
留学生役で蒼井優が出演している。
ジャンゴ 繋がれざる者 (DVD) アメリカ
映画オタクのタランティーノがマカロニ・ウェスタンにオマージュを捧げるため撮った映画。
同監督の前作「イングロリアス・バスターズ」でカンヌ映画祭最優秀男優賞を受賞したクリストフ・ヴァルツが再び出演しているので期待したが、思ったほど面白くなかった。
元祖「ジャンゴ」のフランコ・ネロが出演している。
Looper ルーパー (DVD) アメリカ
ブルース・ウィリス主演のSF映画。
若き日のブルースを特殊メイクしたジョセフ・ゴードン=レヴィットが演じているところが見どころ。
内容は可もなく不可もなし、といった感じだった。
ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 (DVD) アメリカ
「ブローク・バック・マウンテン」のアン・リー監督が撮って再びアカデミー監督賞を受賞した。
視覚効果賞も受賞しているだけあってとにかくCGが凄い。
まさかというような内容だが、最後に落ちがあった。
汽車はふたたび故郷へ (DVD) フランス・グルジア・ロシア
グルジア出身のイオセリアーニ監督の自伝的映画。
前作「ここに幸あり」同様、あくまでわが道を行く主人公。ちょっと理解し難い。
ハーブ&ドロシー (DVD) アメリカ
いつだったか「CBSドキュメント」でも取材されていた二人のドキュメンタリー映画。
公開当初から見たかったのだが見損なってやっと見た。
あくまで自然体の二人の姿が微笑ましく、感動的だった。
華麗なるギャツビー (劇場) アメリカ
感想はこちらで
欲望のバージニア (劇場) アメリカ
若手、ベテランともに演技派俳優を取り揃えて作られた、実話の映画化。
30年代の禁酒法時代の、血で血を洗うような抗争のドラマなのだが、ラストではその登場人物たちが案外平穏な中年になっていてびっくりした。
きっと、うまくいく (劇場) インド
話題のボリウッド映画の中でも特に、観終わった後超ボジティブになれる映画。
ヒューマンドラマにも拘らず、劇中で歌って踊ってしまうところはインド映画ならでは。
主演男優も若々しい。
偽りの人生 (劇場) アルゼンチン・スペイン・ドイツ
アカデミー外国映画賞受賞の「瞳の奥の秘密」のスタッフが、ヴィゴ・モータンセンを主演に撮った映画と言う事で期待して見に行ったのだが、なんだか今一つだった。
まあ、ヴィゴが見れたから良しとしよう。
ロード・オブ・ドッグタウン (Hulu) アメリカ・ドイツ
スケートボードの黎明期の70年代に現れた、伝説のボーダー3人の姿を描いた実話に基づいた映画。
3人の先輩格として、在りし日のヒースレジャーが出演している。
ミレニアム2 火と戯れる女 (Hulu)
ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 (Hulu) スウェーデン・デンマーク・ドイツ
ヨーロッパで大ヒットした「ミレニアム ドラゴンタトゥーの女」の続編
ノオミ・ラパスの存在感が凄い。
ゴシカ (Hulu) アメリカ
ハル・ベリー主演のオカルト・スリラー。
Huluで配信されていたので見てみたが、あんまり面白くなかった。
エンド・オブ・ザ・ワールド (Hulu) アメリカ
惑星の衝突が目前に迫る地球で出会った男女の話。スティーブ・カレルがすごく良かった
ルビー・スパークス (Hulu) アメリカ
個性派俳優ポール・ダノ主演のファンタジック・ラブストーリー。
ちょっと切ない余韻の残る作品だった。
女帝 (Hulu) 中国
チャン・ツィーイー主演の「ハムレット」をベースにした歴史ドラマ。
ちょっともったいぶった所はあるものの、チャン・ツィーイー好きだし、美術やアクションなど見どころも多く、結構楽しめた。
フェイク (Hulu) アメリカ
ジョニー・デップとアルパチーノ共演のギャング映画
ジョニデがFBIの潜入捜査官というらしくない役。15年以上前の映画なのでジョニ・デが若い。
声をかくす人 (DVD) アメリカ
リンカーン暗殺犯の共犯者として処刑された女性とその弁護士に関する実話の映画化。
演技派俳優多数出演の重厚なドラマ。
モンスターズ・ユニバーシティー (劇場) アメリカ
いとこの子供たちと見に行った。
モンスターの造形があまり好きでなかった上、前作をみてないのでさっぱりわからず、途中で寝た。
ワールドウォーZ (劇場) アメリカ
こういった大作映画には絶対に出演しないブラピが、プロデューサーを兼任で出演した本作。
その理由が知りたくて見に行ったが、まさかこんなゾンビ映画とは。凡百の大作映画とどこが違うのかさっぱりわからなかった。
ブラピも子供の手前、妻との収入格差を是正したかったのかも・・。
アンジー稼いでそうだもんなあ。
パシフィックリム (劇場) アメリカ
監督がギレルモ・デル・トロだし、日本人女優の菊池凜子や芦田愛菜が出演しているというので見に行ってみたが、怪獣や巨大ロボットが好きな人ならともかく、そういった事に興味がない身にはありがちなハリウッド大作映画にしか見えなかった。
最近ちょっと落ち目な感じの芦田愛菜が、これで再び盛り返せるかな?
リクルート (Hulu) アメリカ
アル・パチーノとコリン・ファレルの共演が見どころ。
ストーリーも捻りが効いていて面白かった。
ダイアン・アーバス 毛皮のエロス (Hulu) アメリカ
実在した写真家を題材にしているのだが、題名から連想していたのとは全然違う、どちらかと言うとファンタジックな映画。
グッド・ウィル・ハンティング (Hulh) アメリカ
マット・デイモンの出世作
ガス・ヴァン・サントらしい繊細な映画
スピリット (Hulu) アメリカ
アメコミ界の巨匠フランク・ミラーが自らメガホンを取った映画。スカヨハが出演しているので見た。
ミラーテイスト満載の映画だった。
ノウィング (Hulu) アメリカ
ニコラス・ケイジ主演のSF映画
なんかいまいちだった。
CURE (Hulu) 日本
97年に公開された黒沢清監督のサイコスリラー。
淡々とした演出もさることながら、刑事役の役所広司と犯人役の萩原聖人の演技が凄いし怖い。
ルックアウト (Hulu) アメリカ
ジョセフ・ゴードン・レヴィットのクライムサスペンス。
結構面白かった。
ジョセフは何をやっても上手い。
ダーク・シティー (Hulu) アメリカ
98年公開のSF映画。
独特の世界観が面白い。
マニアの間での評価が結構高くて驚いた。
サイド・エフェクト (劇場) アメリカ
スティーヴン・ソダーバーグ監督、ジュード・ロウ主演の医療ミステリー
種を明かされてびっくりしたと同時にそんな馬鹿なとも思ったが、まあまあ面白かった。
でもやっぱりソダーバーグってちょっと微妙。
最近注目のルーニー・マーラ、いろいろ挑戦してるなあ。
ロイヤル・テネンバウムズ (Hulu) アメリカ
ウェス・アンダーソン監督のカラー満載のオフビートコメディ。
この人の映画は味わい深くて面白い。
僕の大事なコレクション (Hulu) アメリカ
ナオミ・ワッツの夫で俳優のリーヴ・シュレイバー初監督のハートウィーミングドラマ。主演はイライジャ・ウッド。
新鋭作家ジョナサン・サフラン・フォアの原作に基づいているそうだが、初監督とは思えない出来で、面白かった。
スターシップ・トゥルーパーズ2 (Hulu) アメリカ
シリーズ初作はそこそこ面白かったけど、これは典型的なB級作品。
空気人形 (Hulu) 日本
是枝裕和監督ならではの繊細さの中にエロティシズムがちりばめられた、独特の雰囲気の映画。
なぜか主演が監督女優のぺ・ドゥナなのだが、日本語も上手いし、自然体な演技がこの映画にはぴったりだった。
この人「クラウド・アトラス」にも出演して、最近国際的に活躍してる。
ビザンチウム (劇場) イギリス・アイルランド
「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」のニール・ジョーダン監督が再び撮ったヴァンパイア映画。
最近新解釈のヴァンパイア映画が続々だけれど、これもその一つ。
映像は美しいけれど、出来は可もなく不可もなし、くらいの感じ。
主演のシアーシャ・ローナンが大人っぽくきれいになった。
オン・ザ・ロード (劇場) アメリカ
ジャック・ケルアックの同名小説の映画化で、小説を割合忠実の再現している。
この小説自体はあまり好きではないのだが、ヴィゴ・モーテンセンが出演しているので見に行った。
他に、クリスティン・スチュワート、エイミー・アダムスなどが出演しているが、それぞれの俳優がいつにない役柄を演じているところが見どころだった。
中でも、主人公の友人役を演じたギャレット・ヘドランドと言う俳優(初めて見た)の存在感が半端なかった。
残念ながらヴィゴの出番は少なかったが、かなり印象的な役柄だった。
グランド・イリュージョン (劇場) フランス・アメリカ
主演のジェシー・アイゼンバーグが早口な上、ストーリー展開も速くて、最初は付いていくのがやっとだったが、大掛かりなマジックの種を明かされてみればなあんだって感じは「オーシャンズ」シリーズみたいだった。
そこそこ面白かったが、例によってそんな馬鹿な的な感じも結構する映画だった。
刑事役で出演していたメラニー・ロランは相変わらず美しかった。
タンゴ・リブレ 君を想う (劇場) ベルギー・フランス・ルクセンブルグ
どこの国ともわからない刑務所を舞台に、男女の微妙な関係を描いた映画。
スタッフ・キャスト共に多国籍な上、映画内でもいろいろな言語が飛び交う(聞き取れないけどたぶん)、無国籍な感じの映画。
そんな中、刑務所内で男同士でタンゴを踊るシーンが圧巻だった。
いろいろな意味で凄く面白かった。
アレクサンドリア (DVD) スペイン
4世紀に実在したエジプトの女性天文学者の話。主演はレイチェル・ワイス。
全編英語なのでアメリカかイギリスの映画化と思ったが、スペイン映画だった。
当時の歴史や女性の立場など知る事が出来て、興味深かった。
ゼロ・ダーク・サーティー (DVD) アメリカ
女性ながらも硬派な映画を撮り続けいるキャスリン・ビグローが「ハートロッカー」に続いてアラブを舞台に撮った映画。
米CIAの10年に亘るビン・ラディン追跡の様子を、ある情勢局員中心に、クールなタッチで描いている。
「ヘルプ ~心がつなぐストーリー~」の役とは全く真逆といえるこの映画の主人公の役に挑んだジェシカ・チャステインに拍手。
それにしても、これほどの執念でビン・ラディンを仕留めたにもかかわらず、その後のアラブで相変わらずアルカイダが勢力を拡大しているという現実に、なんだかむなしさを感じる。
悪の法則 (劇場) アメリカ
リドリー・スコット監督のクライム・サスペンス。
脚本はコーエン兄弟監督の「ノー・カントリー」の原作者コーマック・マッカーシー。
世評は悪いが、マッカーシーファンの私としては「ノーカントリー」の続編のようで、そこそこ見応えがあった。
演技派俳優そろい踏みの作品だが、中でもキャメロン・ディアスの突き抜けた悪女ぶりが圧巻だった。
リドリーは前からマッカーシー作品を撮りたがっていたけれど、とうとうオリジナル脚本で願いを成就したって感じだろうか。
フィルス (劇場) イギリス
世評は良いのだが、なんか凄いえげつない映画で、私的にはちょっと付いていけなかった。
でも、そのえげつない映画に果敢に主演して怪演を見せたジェームズ・マカボイには脱帽。
「バッド・ルーテナント」で見せた、ハーヴェイ・カイテルの演技に匹敵するくらい凄い。
オンリー・ラバーズ・レフト・アライブ (劇場) アメリカ・イギリス・ドイツ
2013年に見た3作目のヴァンパイア映画。
近頃プチ流行している感のあるヴァンパイア映画だが、とうとうジム・ジャームッシュも参戦。
とはいえ、ティルダ・スウィントンとトム・ヒドルストンのヴァンパイアカップルは今年観たヴァンパイアの中でも一番ヴァンパイアらしかった。
またヴァンパイア映画とはいえ、ファッションや音楽にジム・ジャームッシュならではのスタイリッシュさもある。
若手のミア・ワシコスカがちょっとだけ出演しているのも見どころ。
マリーゴールドホテルで会いましょう (DVD)イギリス・アメリカ・アラブ首長国連邦
ベテラン俳優揃い踏みで展開されるハートフルコメディ。
コメディと言ってもドタバタではなく、なかなかほろっとさせられる。
ただ、またまた言語に拘って申し訳ないけど、教育のありそうな人たちはインド人同士でも英語で話すのに、下層階級の人同士はヒンドゥー語っていうのに英米人の上から目線を感じてしまって、ちょっといただけなかった。
偽りなき者 (DVD) デンマーク
幼い少女がついた嘘が元で小児性愛者と疑われ苦悩する男性を描く。
まあ「噂の二人」とか「ダウト、あるカトリック学校で」とか「つぐない」みたいな作品。
主演のマッツ・ミケルセンはこの映画でカンヌの主演男優賞を受賞した。
好きだわあ、苦悩するマッツ。