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2006年 11月 16日
「ブロークバック・マウンテン」にジュイク・ギレンホールとヒース・レジャーを起用したことに関して、ある雑誌のインタビュアーが監督のアン・リーに「20代から40代にわたる役柄に、なぜ20代の俳優を起用したのですか」と質問したところ、監督は「この映画には若さとイノセンスが大切だったんだ。あの二人にはまだそれがあった。」と答えていた。そしてさらに「今までにも多くのそういった俳優達と仕事をした。トビー・マグワイア、ケイティ・ホームズ、チャン・ツィイ・・・。でも彼らはあっという間に大人の顔になっていった。」と付け加えた。
「ロスト・イン・トランスレーション」で初めてスカーレット・ヨハンソンを見たとき、最近スクリーンでめったに見ることのない初々しさが、まぶしいほどに新鮮だった。その印象は続く「真珠の耳飾りの少女」でも変わることはなかった。私はスカーレットはしばらくこの初々しさを保ちながら、インディーズ系の映画でじっくり成長していく女優さんだろうなと思っていた。 でも予想は見事に覆された。その後のスカーレットは次々と話題作に出演、あれよあれよという間にハリウッド注目の若手女優の、それもトップの座に踊り出てしまった。しかもアンジェリーナ・ジョリーを抑えて「もっともセクシーな女性」のNo1にまで選ばれて。私の見る目なんてそんなものと言われてしまえばそれまでだけれど、「ロスト・・・」の時のスカーレットは愛らしさこそあれ決して美人には見えなかったし、まして洗練なんていう感じからは程遠かった。(右の写真は2003年ヴェネチア国際映画祭の時。下は切れているけどドレスはミニで靴はピンクのスニーカー Wireimage.comより)私にはそういうところが魅力的に感じられた。 ところが今やカルバンクラインにルイ・ヴィトン等の一流ファッションブランドのCMにも起用される人気ぶり。それに加え次々と持ち上がるゴシップ。毒舌(共演者のジョン・トラボルタに対して「今度はもっと若い旬の俳優と共演したい」と言った)で、奔放(キャメロン・ディアスの元彼と付き合っていたと思ったら、あっという間に「ブラックダリア」で共演したジョシュ・ハートネットに乗り換えたとか、ベニチオ・デルトロとのいかがわしいとしか言いようのない噂など)というイメージ。 ハリウッドではゴシップは人気のバロメーター、しかも多分にやらせ的な要素があるには違いないだろうけれど、アン・リー監督の言うとおり、スカーレットのイノセンスは失われ、あっという間に大人の顔になってしまった。 元々スカーレットは8歳の時から映画に出演し、「ロスト・・」に出演した時はもうかなりの芸暦があった。もしあの瑞々しさが演技だったとしたら、それこそ凄い演技力と言わざるを得ない。 その後は「マッチ・ポイント」でも「ブラック・ダリア」でも髪をプラチナブロンドに染め、男たちを翻弄するような役を演じている。でも映画の中のスカーレットは少し背伸びしているように見える。そしてそれは現実の姿にも重なる。 今、スカーレットの女優人生は順風満帆だけれど、なんといっても生き馬の目を抜くようなハリウッド。背伸びをし続けたその先は一体・・・。 スカーレットがどんな女優さんになっていくにせよ「ロスト・イン・トランスレーション」で見せたあのの瑞々しさは、これからもずっと私の記憶に残っていくに違いない。 「初恋の来た道」のチャン・ツィイーや「ギルバートグレイプ」のレオナルド・デュカプリオがそうであるように。
by chiesan2006
| 2006-11-16 13:55
| 映画
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