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2007年 07月 09日
「インファナル・アフェア」はとにかく面白かった。複雑に絡み合ったストーリー展開のみならず、男の悲哀といった情緒的な面も良く描かれていて、リメイクの「ディパーテッド」なんかよりずっと好きだった。 そして今回の作品。いつも見ているワイドショーのおすぎの映画紹介コーナーで、おすぎだけでなく司会の小倉智昭まで前回を上回る面白さなんて言っていたので、いつも一緒に行く友達とそそくさと観に行ってしまった。 まあ、いつも言うようだけど期待のしすぎは良くないって事だよね。特にテレビの、しかもおすぎや小倉の言った事なんか信用して行ったりしちゃあさ。 以下超ネタばれです。 香港の二人の刑事ポン(金城武)とヘイ(トニー・レオン)。ポンはヘイを「ボス」と呼ぶが、二人は上司と部下の関係であると共に、ヘイはポンの恋愛の相談にも乗るよき友人でもあった。 ところが数年後、ポンは恋人の自殺が原因でアルコール依存症になり、警察を退職し探偵家業に、対照的にヘイは富豪の娘スクツァンと結婚し幸せな結婚生活を送っている。 だがある日、スクツァンの父親チャウとその執事マンが惨殺され、多額の現金が強奪される。警察は二人の男を犯人と断定するが、二人は仲間割れの果て殺し合い、事件は被疑者死亡で解決したかにみえた。 しかしスクツァンは日頃から用心深かったマンが、知人以外の人間には絶対にドアの鍵を開けない事を知っていたため不振に思い、ポンに調査を依頼する。 調査を進めるうち、ポンは事件の鍵が1978年に起きたマカオでの一家惨殺事件にある事を突き止める。その事件でただ一人生き残った少年キョンが、今回の事件を引き起こしたのだった。 そしてその一家惨殺の犯人が、事もあろうにスクツァンの父チャウと執事のマンだったのだ。 だが事件の背後にはさらなる真実が隠されていた。 ここで更にばらしちゃうけど、この映画作りとしては「刑事コロンボ」型、つまり犯人は最初からわかっている。 けれども、コロンボのように事実を積み上げてそれを犯人に突きつけ、自白に追い込むというのとはちょっと違う。 その辺のニュアンスが微妙な映画なんだよねえ、この映画。観客は犯人がわかっていて、ポンもその人物を疑っているような描写もある。でもそれがポンの空想のような描かれかたをしているので、もしかしたら観客を意図的にミスリードする複線なのかと思いきや・・・・。まあ、ストーリーに関してはこの位にしときましょう。 トニー・レオンと金城武の競演はウォン・カーウェイの「恋する惑星」以来実に13年ぶりで、アンドリュー・ラウ監督はその作品で撮影監督をしていたという事だ。 テレビでおすぎが「金城君も大人になったのよねえ」と言っていたけれど、ラウ監督も13年ぶりに一緒に仕事をした金城武を「演技にも深みが増し、当時とは別人のよう」(eiga・comより)と評している。 そりゃあまあ、その間金城武はすっかりスターダムに登りつめて、日中両国で主演作が目白押だったからねえ。あの外見で、あの声で2ヶ国語がネイティブに喋れたら当然といえば当然でしょうが。 今回の撮影では、アルコール依存症の役作りのため、撮影中も終始お酒を飲んでいるように監督から指示されていたという事で、それでもあれだけ芝居が出来るって事自体、大人になった証でしょう。演者としても飲者(?)としても。 それから中国映画を観に行くと、しょっちゅう出てくるトニー・レオン。この人って実に普通の人だと思うんだけど、なんでこんなに持て囃されるの?そんなに花があるわけでもなく、色気もあんまり感じないんだけどなあ。なんかちょっと物悲しい表情が魅力的っていえない事もないないけど、それにしても出すぎじゃない? 「インファナル・アフェア」以降、いいシナリオがあったら一緒にやろうというラウ監督との暗黙の了解から今回の企画が持ち上がったそうだけど、今や香港映画界の重鎮という感じですかね。 とにかく今回の作品も男の友情や悲哀、そして宿命みたいな事に関しては「インファナル・・」同様、良く描かれてはいたと思う。それから音楽の使い方は素晴らしかった。ラストに流れる浜崎あゆみ以外は。 ただ、ストーリーが、いかんせん火サスみたいじゃねえ。 ところで小倉智昭って、以前から自分の出演している局の番宣には他のどんな司会者より余念がないとは思ってたけど、最近は映画会社からもリベートでももらってるんでしょうか。 だってどう考えたって「インファナル・・」の方が面白かったもんなあ。とりあえず、人それぞれって事にしときましょうか。
by chiesan2006
| 2007-07-09 00:49
| 映画
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