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2007年 07月 12日
この映画、何が一番良かったかといったら、少女がダコタ・ファニングしてなかったところ。
子供が主役の映画って案外好きでよく観るけど、アメリカ映画にはあまり好きなのがない。 特にハーレージョエル・オスメントやダコタ・ファニングみたいな、大人顔負けの演技をする子役が出てくる映画は。 でもそういうのってアメリカ特有で、アジアやヨーロッパの映画の子供はもっと子供らしい。(といっても子供らしさの定義は難しいが) アメリカ映画ではいかに大人のシナリオに沿って上手く台詞を喋り、感情表現出来るかが子役の評価の分かれ道で、ハーレーやダコタみたいに上手にそれが出来る子はめったにいないから、大人の俳優顔負けな位ひっぱりだこになる。 でもそれは子供の名演技を観に行っているのであって、子供の事を描いた映画を観に行っているのではない。 アメリカのそんな傾向がこの映画の美少女コンテストにも良く表れている。出演している少女はどうみても小学生位の年齢なのに、ファッションから髪型から化粧まで、まるで大人のミスコンそっくり。 他の国でも美少女コンテストはあるだろうけど、こんな形で行われているのはアメリカだけでしょう、たぶん。 この映画を観て、美少女コンテストの常連だったジョン・ベネちゃんを思い出した人も多かったんじゃないだろうか。 この映画はそんな美少女コンテストに対する痛烈な皮肉も含まれている。 以下ネタばれです。 変わり者ぞろいの6人家族フーヴァー一家。殆ど聴衆のいない講演会で独自の成功論をぶち上げる父親リチャード、ヘロイン中毒で老人ホームを追い出されたおじいちゃん、ニーチェの信奉者でもう6ヶ月も口を利かないパイロット志望の長男ドウェーン、恋人に捨てられて自殺未遂を図ったゲイの伯父フランク、ばらばらの一家をなんとかまとめようと孤軍奮闘する母親シェリル、そして美少女コンテストにあこがれる9歳の長女のオリーヴ。 ある日、そのオリーヴが美少女コンテストに繰り上げ当選したという知らせが入る。コンテストの名は「リトル・ミス・サンシャイン」。 狂喜乱舞するオリーヴのために、一家はミニバスに乗って総出でコンテスト会場のカリフォルニアに向かう。 ところが途中、続々ととんでもないハプニングに見舞われ、旅は大混乱。 ほうほうの体で会場にたどり着いた一家だったが、コンテストの舞台でオリーヴが披露したおじいちゃん直伝のダンスに会場は騒然。 もうなにしろアメリカ流のどたばたロードムービー。途中で車がエンコして、いちいち押さなきゃ動かなくなるは、おじいちゃんはヘロインの取りすぎで死んじゃうは、そのおじいちゃんの遺体を病院から盗むは、一番あきれたのは旅の途中で退屈しのぎにお兄ちゃんの視力検査したら、突然色弱だってわかったところ。 おいおい、15歳までそんなこと誰も気付かなかったのかあ~。しかも旅の途中で気付くなんてさあ。 おかげでこの息子、突然沈黙を破ってわめき始める。だって色弱じゃ夢だったパイロットになれないから。でも、いくらコメディだって唐突すぎるよこの展開。でも息子役の俳優、いい味出してたけど。 そして車をあっちこっちにぶつけながら締め切り時間の3時ぎりぎりに会場入り。その後、自殺未遂して落ち込んでたはずの伯父さんが、受付目指して走る走る。このシーンは笑えた。 なんと言ってもこの個性的な家族の中で、何故か素直に育ったオリーヴ役のアビゲイルが可愛い。 この映画でアカデミー助演女優賞にノミネートされたけど、お腹がぷっくりで演技ものびのび、走って車に飛び乗るシーンなんて、可愛いやら可笑しいやら。ばらばらの家族も皆オリーヴの事だけは可愛がってる。 女好きだったおじいちゃんがオリーヴに教えたのが、なんとストリップダンス。嬉々としてそれを踊るオリーヴに、最初はあきれた一家の面々だったけど、オリーヴがあんまり一生懸命だから次々と舞台に上がって一緒に踊りだす。このシーンはかなりどたばた。 でもこのあたりに監督の美少女コンテストに対する、「こんな大人の物まね大会みたいなコンテストするんだったら、いっその事ストリップでもやったら」的な皮肉を感じた。 コンテストでの評価は散々どころか、今後カリフォルニアでのコンテストには一切出場停止処分に。 でもばらばらだった家族の絆は深まった。現地で埋葬したおじいちゃん以外は。 そしてまた、おんぼろバスに飛び乗りながら一家は我が家を目指して帰っていくのでした。 おじいちゃんが死んだ時、ドウェーンが紙に「ハグしろ」と書いてオリーヴに母親を抱きしめさせるシーンや、色弱だとわかって落ち込むドウェーンにオリーヴがそっと寄り添うシーン、最後にゲイの伯父さんが陸上競技の選手みたいな走り方で走るシーン等ほろりとさせられたり、大笑いするシーンがいろいろあったものの、もう少しどたばた度が押さえられてた方が私としては良かったかなあ。 でも、楽しい映画ではありました。 私の好きな子供の出てくる映画。 1位 ミツバチのささやき 監督 ビクトル・エリセ(スペイン) 2位 リトル・ダンサー 監督 スティーヴン・ダルドリー(イギリス) 3位 北京バイオリン 監督 チェン・カイコー(中国) 4位 友だちのうちはどこ? 監督 アッバス・キアロスタミ(イラン) 5位 大人は判ってくれない 監督 フランソワ・トリュフォー(フランス) 6位 コーリャ愛のプラハ 監督 ヤン・スヴェラーク(チェコ・フランス・イギリス) 7位 冬冬(トントン)の夏休み 監督 ホウ・シャオシェン(台湾) 8位 IP5 愛を探す旅人たち 監督 ジャン・ジャック・べネックス(フランス) 9位 シティ・オブ・ゴッド 監督 フェルナンド・メイレレス(ブラジル) 10位 マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ 監督 ラッセ・ハルストレム(スウェーデン)
by chiesan2006
| 2007-07-12 02:23
| 映画
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