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2008年 02月 18日
スウィーニー・トッドというのはイギリスでは切り裂きジャックと同じくらい知られている殺人鬼で、過去150年間に何度も映画や舞台になった人物らしい。 近年では、1997年に社会派で知られる監督ジョン・シュレジンジャーがベン・キングスレー主演で、また昨年は英国のBBC放送がどちらもテレビ映画化しているし、日本でも昨年1月宮本亜門演出の舞台が上演されている。 今回の映画と宮本亜門の舞台はどちらもスティーヴン・ソンドハイムのブロードウェイ・ミュージカルが元になっている。 といわれても、舞台やミュージカルには疎いので、この人の事は全く知らなかったし、スウィーニー・トッドという殺人鬼の事も今回初めて知った。 内容は以下の通りです(ネタばれあり) 舞台は19世紀のロンドンのフリート街。 理髪師のベンジャミン・パーカーは妻と幼い娘と3人で幸せに暮らしていた。 ところが、判事のタービンは美しい彼の妻に横恋慕し、ベンジャミンを無実の罪で監獄に送ってしまう。 15年後、ベンジャミンは監獄を脱獄、名をスウィーニー・トッドと変えてフリート街に戻ってくる。 しかし、そこの1階で売れないパイ店を営んでいる大家のミセス・ラベットによって、スウィーニーは、妻がタービンに追い詰められ自殺し、娘はタービンの養女になったと知らされる。 絶望で取り乱したスウィーニーは些細な事から殺人を犯す。死体の処理に困っていると、ミセス・ラベットが妙案を思いつく。 それはスウィーニーにとってもミセス・ラベットにとっても好都合な、一石二鳥のアイデアだった。 この物語は作り手によっていろいろな演出がなされているようなのだが、今回の作品では愛と復讐が主要なテーマになっている。 スウィーニー・トッドの妻に対する愛、ミセス・ラベットのスウィーニーに対する愛。 それらの愛が交錯し、最後に恐ろしい結末が待っている。 ジョニー・デップの出演作はこれで大体25本くらい観た。 ジョニデファンの友達には悪いが、私は別にジョニー・デップが大好きと言う訳ではない。 ただ、こんなことを言ったらおこがましいかも知れないけれど、どうやらジョニー・デップと選ぶ映画の好みが似ているのか、出演作は興味を惹かれる作品ばかりなのだ。 ただし、ティム・バートンの映画はそれ程好きではない。 ジョニー・デップはとにかくティム・バートンと気が合うようで、アニメの「コープス・ブライド」も含めると本作で6回も一緒に仕事をしている。 本作はティムとジョニーが組んだ作品の中では「スリーピー・ホロウ」に続くゴシックホラーで、なにしろ二人の趣味が満載の映画だ。 殆ど色のないグレイッシュな画面の中で、グロテスクな殺戮シーンが次々と展開する。実は私はそういうシーンが苦手なので、途中でもういい加減にしてくれと心の中で思わず毒づきたくなった。 だってあまりに何回も同じようなシーンが出てくるんだもの。 隣に座ってた大して映画が好きそうでもなく、単に暇つぶしに来ていた雰囲気のカップルも、そこら辺のシーンでは妙にそわそわしていた。 「パイレーツ・オブ・カリビアン」でデップファンになった若い人たちの間では、イメージしていた感じと違ったため戸惑いが広がって、思ったほど入場者数が伸びなかったというのも頷ける。 それにしても、主役の二人だけがなんであんなに白塗りメイクだったんだろう。 ジョニーはシザーハンズの時も真っ白なメイクだったけど、当時に比べると当然お肌の張りもなく、ヘレナ・ボナム・カーター共々皺にメイクが塗り込められているようで、気になって仕方がなかった。二人とももう、こんなメイクしてアップに耐える年齢じゃないと思うけど。 でもとりあえず、ジョニーの歌うシーンは一見に価するかな。 この映画にはプロの歌手は出演していないので、正直言って歌が凄く上手い人はいない。 でも俳優としては皆一流の人たちばかりなので、歌唱力の劣っている点は演技力で充分カバーしてしまえる所は流石だと思った。 特に私はジョニー・デップよりヘレナ・ボナム・カーターの上手さが印象に残った。この人、文芸作品だろうが「猿の惑星」の猿だろうがウッディ・アレンの映画みたいな都会派の作品だろうが、とにかくなんでもこなせちゃう所が凄い。 ジョニー・デップはこの映画でアカデミー賞の主演男優賞に再びノミネートされた。ノミネートの要因には歌った事が挙げられるのだろうけど私は内心「どんだけ~」という思いに駆られた。 だって他にいくらでも候補がいたように感じたから。 せめて「ウォーク・ザ・ライン」のホアキン・フェニックス位上手く歌ってくれたら納得出来たけど、要するに今ハリウッドでジョニーの注目度がいかに高いかという証だろう。 ところでこの映画を観て凄くびっくりしたのは、スウィーニーの娘役の女優が、ジョニー・デップの同棲相手のバネッサ・パラディにそっくりだった所。 もしかして、バネッサ・パラディが若い頃に生んだ子供?と思ったけど、調べてみたら全くの他人だという事が判った。 左 ジョニーの娘役 ジェーン・ワイズナー 右 ジョニーの恋人 バネッサ・パラディ オーディションでジョニーが、バネッサに似ているのが気に入って選んだんだろうか? こんなにそっくりな子が娘役を演じるのだったら、いっそのこと妻役をバネッサが演じれば良かったのに、歌手で女優なんだから、なんて思わず考えてしまいました。 二人の画像を並べようと思っていろいろ画像検索をしてたら、1992年にバネッサ・パラディが出演したシャネルの香水のコマーシャルをYouTubeで見つけました。 なつかしいなあ。このコマーシャル日本でも流れてました。 YouTubeにはバネッサ・パラディのミュージック・ビデオもたくさんあった。 ジョニー・デップはこの映画に出演するにあたって、バネッサに歌のコーチなどしてもらったんでしょうか。
by chiesan2006
| 2008-02-18 02:10
| 映画
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