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2009年 04月 10日
でも、ビートルズが好きな人ならともかく、とりたててビートルズが好きというわけでもない私としては、残念ながらそこまで高評価は出来なかった。 普通ミュージカルといったら、ストーリーに合わせて曲が作られていると思うのだが、この映画に関してはビートルズの曲の中からストーリーにあった内容の曲を選んでいる部分と、逆に、曲の内容にストーリーを合わせている部分の両面あって、そのせいかセリフから歌に移る時に、不自然に感じられるシーンが多かったように思えた。 監督のジュリー・テイモアはブロードウェイで「ライオンキング」を大ヒットに導いた後、映画監督として「タイタス」「フリーダ」などを撮った人。 「タイタス」はシェークスピアの戯曲のなかでは異色の作品といわれる「タイタス・アンドロニカス」を、独自の解釈で映像化した少々前衛的な映画だったが、「アクロス・・」もさっきも書いたような演出に加え、斬新な映像が随所に鏤められた、従来のミュージカル作品とは一味違う映画になっている。 あらすじ(ネタばれあり) 時代は1960年代。リバプールの造船所で働くジュードは、造船所から逃げ出したい一心で、米兵だったというまだ見ぬ父に会うためにアメリカに赴く。 父が働くプリンストン大学に着いたジュードだったが、父親は突然現れたジュードの存在に戸惑うばかりだった。 がっかりしたジュードは、ひょんなことから学生のマックスと知り合う。 はじめはリバプール訛り丸出しのジュードを面白がっていたマックスだったが、話しているうちにすっかり意気投合し、感謝際のディナーにジュードを誘う。 そこでジュードはマックスの妹ルーシーに出会い、心惹かれるものの、ルーシーにはベトナムに出征している恋人がいた。 その頃アメリカではヒッピーの影響を受け、自由気ままに生きる若者が増えていたのだが、マックスも大学を止め、ジュードと一緒に自由を求めてニューヨークへ旅立つ。 グリニッジヴィレッジのアパートで、歌手のセイディと共同生活を始める二人。 一方ルーシーは、ベトナムで戦っていた恋人を亡くした上、兄のマックスにも召集令状が届いたため、不安に苛まれていた。 令状を持ってニューヨークを訪れたルーシーを、ジュードが慰め、二人は恋に落ちる。 やがてマックスは召集され、兄の身を案じたルーシーは反戦運動にのめり込んでいく。 けれどジュードは今ひとつその活動に乗れず、ある日とうとう反戦活動組織に乗り込んで揉め事を起こし、ルーシーと喧嘩別れする。 だがその後、デモの現場で警察に連行されようとするルーシーを見かけたジュードは、彼女を助けようとして自分が逮捕されてしまい、不法滞在者としてリバプールに強制送還される。 傷付いてリバプールに戻ったジュード。 あんなに嫌だった造船所の仕事も、懐かしく感じられるのだったが・・・。 1952年生まれで、60年代にティーンエイジャーだったジュリー・エイモアが、当時の世相とビートルズに強い影響を受けただろう事は間違いなさそうだ。 とにかくこの映画、60年代とビートルズへのオマージュで溢れかえっているといっても過言ではないだろう。 話はビートルズの出身地リバプールから始まり、主人公の名前はジュード(わざわざ言う必要もないかもしれないけれど「ヘイ・ジュード」から取った名前)。 ニューヨークで知り合ったセイディはジャニス・ジョップリンを思わせるし(実際、セイディ役のデイナ・ヒュークスは舞台でジャニス・ジョップリンを演じていたそうだ)ギタリストのジョジョはジミ・ヘンドリックスを思わせるし、名前はビートルズのヒット曲「ゲット・バック」から取っている。 それから、60年代にヒットした学園紛争を題材にした映画「いちご白書」へのオマージュと思われるシーンもあれば、ビートルズが行ったビルの屋上でのゲリラライブを真似たシーンもある。 わたしが気付かなかった部分でも、もっといろいろあるのかもしれない。(その他の登場人物の名前も、ビートルズに因んでいるようなのだけれど、私はよく判らなかった) しかもこういった過去のノスタルジー溢れるシーンの合間に、この監督ならではの斬新な映像が流れたりする点、ちょっとファンタジーのようでもあった。 この映画の面白いところは、主人公がイギリス人であるために、自分は徴兵される心配がなく、そのせいでアメリカ人の若者と温度差があるところ。 ビートルズの楽曲には当時の世相を反映してか、平和をテーマにした曲が多いけれど、イギリス人であった彼らと実際に多くの若者が戦地に赴いたアメリカ人の間には、戦争に対する微妙な温度差があったのではないかということを、この映画を見て気付かされた。 9・11後のアメリカ政府を批判するため、ビートルズの歌に込められた「愛」や「平和」や「反戦」といったメッセージに載せて、この映画を作ったという側面もあるらしいのだが、中で描かれているベトナム戦争のシーンにリアリティがなかったりするせいか、単なる青春映画以上の何かは、さほど強くは感じ取れなかった。 再三書いているように私はとりたててビートルズに嵌った事はないのだけれど、ビートルズの曲は日常的に耳にする事が非常に多いので、ファンでなくとも大抵の曲は聞いた事があると思っていたのだが、この映画の中では知らない曲が何曲かあった。 ビートルズがこの世に送り出した曲がどのくらいあるのかは良く知らないが、いかにビートルズといえども、全ての曲がヒットしたわけではないだろうから、当然といえば当然かもしれないが。 歌はすべて吹き替えなし、しかもライブ録音で歌っているそうだ。 特にルーシー役のエヴァン・レイチェル・ウッドは凄く歌が上手かった。 ところで主演のジム・スタージェス。「グッバイ・レーニン」に出演していたダニエル・ブリュールに顔が似ている。 予告で見たときにはてっきりダニエルだと思った。 この人「ブーリン家の姉妹」にも出演しているのだが、その時にもダニエルだと思っていたような気がする。 どうも私は時々顔の認証機能が壊れるようで、ヴィンセント・ギャロとホアキン・フェニックスも間違えていたし、シャーリーズ・セロンとアシュレイ・ジャッドも最初は見分けが付かなかった。 でも、この二人は二人とも可愛くて好き。 ジムは目元にポール・マッカートニーが入ってるかなあ? 方や数ヶ国語を操れるし、方や歌が上手いしで、二人とも今後の注目株だ。 この映画が思いがけずヒットしたため、主演の二人はこの後ひっぱりだこの大忙しになったそうだ。 私もジム・スタージェス。結構気に入っちゃった。 早速この後主演した、「ラスベガスをぶっつぶせ」でも借りて来ようっと! ところで当時のファッションって、もっと体にぴったりしていて、カラフルだった気がするんだけどなあ・・・。
by chiesan2006
| 2009-04-10 01:27
| 映画
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