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2010年 03月 10日
しつこく女子フィギュアネタです。
どうも気になって、あれからまたいろいろ読んでしまいました。 昨日あたりからネットに流れているニュースによると、キム選手が金メダルを取った事が韓国経済に与える経済効果は4100億円に登るだろうという試算が出たそうだ。凄い。これは一人の人間がたたき出した数字としては、破格なんじゃないだろうか。 今回の浅田×キム対決って、SPが終了した時点で、浅田選手がキム選手に5点近い差を付けられてしまった時に殆ど勝負が着いてしまっていたような気がしてならない。 従来から浅田選手はSPが弱いと言われていたが、今大会のSPは完璧な出来と言ってよく、終了時点で、本人も凄く嬉しそうだった。 ところが終わってみればキム選手と5点もの差が。 その後のインタビューでの、うって変わったような浅田選手の厳しい表情が忘れられない。 あの時点で、今回の採点基準がいかに自分に不利か、身にしみて実感したんだろう。 それまでは、自分が完璧に滑れば、キム選手と拮抗するか、いくらか上回れると思っていたのではないか。 この時点で、キム選手には確実に余裕が生まれただろうし、浅田選手は間違いなく追い詰められた。 私はフリーでの得点差より、こちらの方がもっと納得出来ない。 今回の大会で、浅田選手に比べてキム選手の背後には、いろいろと大人の事情が垣間見える。 前回、浅田選手とキム選手の家庭についてちょっと触れたけれど、二人の家庭環境は似ているようで実は結構違う。 両選手ともにお姉さんが1人いるが、浅田選手の姉の舞さんがいまでも現役のフィギュアスケート選手としてちょくちょくマスコミに登場するのに対し、キム選手のお姉さんは妹のために音楽の道に進む夢も諦め、現在は看護士をしているそうだ。 要するに浅田家にはお金のかかるフィギュアスケートをお姉さんにも続けさせる余裕があったが、キム家にはなかった。 キム選手のお母さんは、独学でフィギュアスケートを勉強して、一時はコーチまでしていたそうだし、現在もカナダに拠点を置いているキム選手に付き添って、コーチと共に指導にあたっている。キム選手が一流のスケーターになるのは、キム選手の夢というより、一家の夢であったろう。 その上、キム選手は齢19歳にして韓国のオリンピック招致委員に任命されている。 韓国は今まで2回冬季オリンピック招致に失敗しているそうで、どうやら次回は是が非でも招致を成功させたいという思惑があるらしい。 その顔として任命したキム選手には、今回是非とも金メダルを取って欲しかっただろう。これは韓国にとっても負けられない戦いだった。 そこで登場した、一昨年からキム選手のスポンサーになり全面的なバックアップを買って出た現代自動車は、あのサッカーのワールドカップ日韓同時開催の際に豪腕を発揮した、チョン・モンジュンの属する現代グループの系列会社。 実は今回、浅田選手とキム選手のとんでもない点差を目にしたとき、頭に浮かんだのがこの人の事。(名前はしらなかったけど) 邪推はいけないと思いつつも、この関係を知った時には、やっぱりなあと非常に納得してしまった。 サッカーワールドカップ招致で見せた豪腕を、オリンピック招致に発揮したって何の不思議もない。 もちろん、それは正当なロビー活動を通してという意味だけれど。 今回の勝敗に関しては、キム選手側が、採点システムを入念に研究した上でプログラムを組んだ、作戦の勝利だという声も挙がっているけれど、そのプログラムを考えたブライアン・オーサーコーチにとっては、キム選手は最初の教え子だそうで、キム選手の出来如何で、もうすでに名声を獲得してしまっているタラソワコーチに比べ、今後のコーチとしての評価が決まるという点では、この人にとっても負けられない試合だった。 それら大人たちの思惑を背負って滑ったキム選手。重いプレッシャーに負けずよく頑張ったという人もいるが、これだけ守られているとわかっていれば、安心なんじゃなかったろうか。 「プレッシャーはなかった。想像したほど大変じゃなかった。練習と同じように滑れた」 試合の前後に強気の発言をする選手はよくいるが、終わった後、ここまでの発言をした選手はあまり知らない。 この心身共の強さは、いろいろな思惑を持った大人たちが、キム選手が平常心で滑れるよう、浅田選手に対して出来るだけ強いプレッシャーを掛けることも含め、よってたかって画策した結果の強さだったんではないだろうか。ある意味での洗脳? スコット・ハミルトンは試合後「ヨナはライバルの戦意を喪失させる圧倒的な存在だし、この数字を越えようとする女子選手は焦りのせいでけがをする」とまで言ったが、この人にしたって、自分が主催するスターズ・オン・アイスがここ数年スター選手不在で人気が低迷しているため、キム・ヨナ選手を迎え入れたいといった思惑がありそうだ。 それに対して、そのスターズ・オン・アイスの主要メンバーであるサーシャ・コーエンが、浅田選手を評価するのは、そんなスコット・ハミルトンとキム・ヨナをけん制しての事だろうか。 「とくダネ!」の司会者は「キム選手のすべりは別格」と言ったそうだが(日頃からこの人は嫌いだったけど、今回の発言でほとほと呆れたので、もうこの番組は見ない事にする)、こちらのブログにあるように体の柔軟性は浅田選手のほうが数段勝っている。 私はライブで二人のすべりを見て、その後の番組でも見たけれど、なんとなくさらっと流したようなキム選手の演技に比べ、後半ミスするまでの浅田選手の演技は、従来の浅田選手には見られなかった力強さと迫力がある上、上に書いたような柔軟性もあり、非常に印象的だった。 柔軟性は美しさに繋がると思うのだが、加点要件の中には柔軟性は含まれておらず、従って大した加点はもらえない。 評価が高いのはキム選手の得意な部分ばかりに見えるが、それはキム陣営がこの採点システムを研究しつくした結果なのか。 スケーティングのある部分ばかりを高く評価する、一般人には理解しがたいこの加点システム。 こんな基準に拠って試合をしている選手たちは、まるでみえない怪物に向かって剣を振り回しているようなものだし、見ているほうは面白くない。 少なくとも、動画サイトが発達し、世界中の人が何度も演技を検証し意見交換が出来るような昨今、フィギュアスケートの発展を望むのだったら、採点システムの透明性を高め、尚且つ一般の人にもわかりやすくすることは不可避なんではないだろうか。 今回いろいろ読んだ中で、一番共感できたのがこのブログ。 浅田選手にとっては金メダルを取る事と3AをSPでもフリーでも跳ぶことは等価であって、どちらが欠けても夢を達成した事にはならなかったんだろう。 その上、「鐘」のプログラムをサーシャ・コーエンとミッシェル・クワンに提供したものの、演じてもらえなかったタラソワコーチにとっても、浅田選手の「鐘」の演技は長年の夢の達成だった。 二人は共に夢を追ったが、結局そこに待っていたのは厳しい現実だった。 SPの得点の伸び悩みで、二人にはたぶんのその予感はあったんではないかと思う。それにしても、ここまでとは。 私だったら当分どん底状態だろうが、浅田選手はいち早く立ち直って、すでに次への意欲を見せている。 この切り替えの速さも、一流選手の証だろう。 誰かがキム・ヨナは大人だったと言っていたけれど、キム選手はきっと、いちはやく大人にならざるを得なかったんだろう。 でも、待ち受けている現実の厳しさを予感しながらも夢を追い続けた浅田選手に、私は盛大な拍手を送りたい。 真央ちゃんよくやった!みんな感動したよ! 今回参考にさせて頂いた主なサイト、およびブログ Wikipedia フィギュアスケートの採点方法 Wikipedia ソルトレイクシティオリンピックにおけるフィギュアスケートスキャンダル Wikipedia 浅田真央 Wikipedia キム・ヨナ Wikipedia タチアナ・タラソワ Wikipedia ブライアン・オーサー Wikipedia スコット・ハミストン Wikipedia サーシャ・コーエン Wikipedia アイス・ショー Wikipedia スターズ・オン・アイス Wikipedia 体操競技の採点方法 Wikipedia チョン・モンジュン Wikipedia 現代自動車 Wikipedia 電通 Mizumizuのライフスタイルブログ フィギュアスケート資料室 浅田真央選手が戦って来たもの キム・ヨナ選手の金メダルは欧米型マーケティングの典型例 サーシャ・コーエン選手 スターズ・オン・アイス出演の波紋 エルヴィス・ストイコ氏 4回転論争に吠える フジとTBS、電通株を3万株ずつ追加取得し資本関係を強化 Brilliance On Ice 天才浅田真央を超えたキム・ヨナ根性のルーツ キム・ヨナに賭けた人生 「24時間」密着ママの献身 浅田を支えた「チーム真央」 バンクーバー5輪 女子フィギュア得点詳細 キム・ヨナの「金」、経済効果5兆2350億ウォン バンクーバー5輪 図説 真央・ヨナ、予想演技構成 五輪フィギュア 氷上に「鐘」は響いた 真央、初志を貫徹 その他いろいろ 今回、浅田選手とキム選手のことばかり書いて、安藤選手と鈴木選手のことを全然書かなくてすみません。 二人とも素晴らしい演技でした。 特に鈴木選手ののびのびした演技には感激しました。 それぞれの選手に、ほんとうにありがとう、と言いたい。
by chiesan2006
| 2010-03-10 23:53
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