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2010年 07月 12日
元々文才があるわけでもないから記事を一つ書くのにもかなり時間が掛かってしまって、記事数300を越えた所で脱力してしまい、このところちょっとスランプ気味で更新も滞りがちで申し訳ない。
というわけで、先月の中頃に久しぶりに1日に2本観た「アイアンマン2」と「クレイジー・ハート」の感想文、やっと書き終わったので掲載します。 「アイアンマン2」 演技派のおじさん俳優ロバート・ダウニーJrが主演を務める事になって、疑問符付きの話題を呼んだ「アイアンマン」が、蓋を開けてみれば大ヒットとなり、2匹目のドジョウを狙って殆ど間髪を入れないくらい短期間の内に作られる事になった続編の「アイアンマン2」。 今回も主演のダウニー・Jrを初め、前作同様かなり豪華なキャスティング。 ハリウッドでもいまやコミックの原作の映画はどうやら稼ぎ頭らしく、アカデミー賞級の俳優がじゃんじゃん出演する。 この作品にも、グウェニス・パルトロー、ドン・チードル、ミッキー・ローク、サム・ロックウェル、スカーレット・ヨハンソン、サミュエル・L・ジャクソンなど演技派俳優が勢揃い。 一作目を見逃したので楽しみに見に行ったのだけれど、うーん・・・・。 さっきも書いたように、アメコミ原作の映画は最近ハリウッドの肝入りの作品が多く、テレビCMなどもかなり流されるので、それに推されて時々劇場に見に行ったりもするけれど、正直言ってどれも似たり寄ったりで、私にとってはいまひとつどこが良いのか判らない作品が多い。 こんな風に書くと、肩肘張らずにただ単純に楽しめばいいんじゃないの、と言われてしまいそうだけれど、せっかく劇場まで足を運ぶのだし、しかもこれだけ良い俳優が出演しているのだから、只楽しいだけでないプラスアルファが欲しいなあと思ってしまうのは、欲張りすぎだろうか? まあ、「ファンタスティック・フォー」よりは全然ましではありましたが・・。(こちらはテレビ観賞) 特に今回は一作目を観ていないので、最初のうちは話にも付いていけなかった。 後で調べた所によると、アイアンマンことトニー・スタークと言う人物は、巨大軍事企業「スターク・インダストリーズ」の社長であると同時に天才的な発明家でもあるのだが、アフガニスタンで捕虜になった苦い経験が元で、その後「軍事関係には今後一切関わらない」と宣言した上で、アーマーという戦闘用スーツを開発。それを自ら装着し、テロ撲滅の戦いに挑んでいる、のだそうだ。 つまり、儲けるためから正義のためにシフトしたってことらしいが、結局武力にものを言わせたいという発想からは抜けられないらしい。 まあ、なんだかんだ言ってもヒーローっていうのは戦うのが仕事だからなあ。 それにこのトニー・スタークって人、かなり派手好きの目立ちたがり屋で、自分がアイアンマンであるということも前作でカミングアウトしてしまっている。 今回も「スターク・エキスポ」という大掛かりな博覧会を開催し、そこで新たに開発したアーマーを大々的にお披露目する。 あの暗ーいバットマンとは対極のど派手さ加減。 ところが、トニーの体に埋め込まれアーマーを動かす原動力となっているアーク・リアクターから流れ出した毒素によって、トニーの体は次第に蝕まれて行く。自暴自棄になったトニーは、いつしか酒に溺れるようになる。 かつてのスーパーマンのような、いかにもといった感じのステレオタイプのヒーローより、人間的な弱点を持ったヒーローが好まれる昨今、スキャンダルにまみれた過去から復帰したダウニーJrは、そういったヒーロー像には正にうってつけの俳優と言えるのではないだろうか。 そして、このアイアンマンに敵対するイワン・ヴァンコに扮するのが、「レスラー」でアカデミー賞ノミナーとなったミッキー・ローク。 背中に自ら開発したアーマーを背負い、F1モナコグランプリに乱入してびゅんびゅん電気鞭を振り回す姿は、まさに圧巻のはまり役といえた。 それから「スターク・インダストリー」のライバル会社「ハマー・インダストリー」の社長で、ヴァンコと組んでアイアンマンを潰そうと画策するジャスティン・ハマーをサムロックウェルが演じていたり、突然「スターク・インダストリー」の社長に抜擢されるトニーの元秘書ヴァージニア・ポッツを、グウェニス・パルトローがちょっととぼけた味わいで演じているのも面白かったが、なんと言ってもトニーの新たな秘書として活躍するナタリー・ラッシュマンを演じるスカーレット・ヨハンソンが、実はS・I・E・L・Dという組織から派遣されたブラック・ウィドーというスパイで、後半になると今までにないアクションシーンを演じているところはちょっと見物だった。 ところで、この映画でもう一つ気になったのが、女性陣のファッション。 正に、80年代のジュリアナもかくやと思うほどぴったぴたのいわゆるボディコンシャスなラインで、今時こんな服流行ってたっけと思わず首を傾げたけれど、これも女性の体を極端にデフォルメしたアメコミ特有の人物表現を、映画で現した結果なのかもしれない。 こう言っちゃなんだけど、グウェニスもスカーレットも日頃はそれほどスタイル抜群と思った事がないのだけれど、ボディ・スーツで体型を矯正したんだか、この衣装を着るために体を作ったんだか、とにかくいつもよりは数段スタイルが良くなったように見え、変な所でハリウッド女優の心意気みたいなのを感じてしまった。詳しい解説はこちらで。 「アイアンマン」はダウニーJrでもう一作作られることが決まっているそうだけれど、私的にはそれはDVD鑑賞でいいかも、という感じだった。 「クレイジー・ハート」 黄昏たおじさんたちが再起を目指して頑張る話というのが最近流行っているのか、一昨年あたりから「レスラー」「アンヴィル」などといったおじさんたちが主役の映画が脚光を浴びている。 この映画も、間違いなくそんな路線上にある作品で、主人公は昔はかなりの人気を誇ったものの、いまは落ちぶれたカントリー歌手のバッド・ブレイク。 周知のとおりこの役をジェフ・ブリッジスが演じて、ノミネート5回目にして見事主演男優賞を受賞した。 でも、正直言って(ってこればっかりだけど)私は「レスラー」と「アンヴィル」は相当気に入ったけれど、それに比べるとこの映画にはさほど共感できなかった。 なんでかなあって考えると、「レルラー」と「アンヴィル」は落ちぶれて生活に窮乏しているとはいえ、本業に対するひたむきさは若い頃から変わらないのに対し、この映画の主人公は酒に溺れて、本業の舞台でも醜態を演じたりする。 それが一年発起して酒を断ち、歌にも真剣に取り組むようになるのは、愛した女性に愛想をつかされてしまうのがきっかけなんだなあ。 要するに、女性には熱くなるのに本業にはさほど身が入っていないのがなんだかなあと言う感じだった。 ジェフ・ブリッジスはかなり歌が上手かったけれど、それより驚いたのが、元々はバッドの弟子だったのに今やカントリー界のスターとなったトミーを演じたコリン・ファレルが、物凄く歌が上手かった事。 私的には、これが一番の見所だったな。 「ウォーク・ザ・ライン」でやっぱりカントリー歌手を演じたホアキン・フェニックスとリース・ウィザースプーンも凄く歌が上手かったけれど、コリン・ファレルもそれに匹敵するくらいだった。 あんまり上手いからきっと吹き替えだろうと思ったけれど、レッスンして本人が歌っているのだそうだ。 ハリウッドの俳優はやっぱり芸達者が多い。 尤も日本だって福山雅治はどっちもいけるし、ジャニーズ系は踊りまで踊れちゃうけど・・。 話を映画に戻すと、バッドの恋人役ジーンを演じたマギー・ギレンホールはなかなかの熱演で、アカデミー助演女優賞にノミネートされた。 シングルマザーのジーンは記者をやりながら息子を育てているのだけれど、街のホールに興行に来たバッドにインタビューに行った事がきっかけで恋に落ちる。 バッドはジーンの息子のバディともじきに打ち解けるが、ジーンはバッドがお酒の問題を抱えているのに気付いて、バディの前で飲まないでと口がすっぱくなるくらい繰り返す。 バッドはジーンの仕事中にバディを預かるが、約束を破って酒場に出かけ、お酒を飲んでいる間にバディを見失ってしまう。(こんな危ないおじさんに大事な子供預けちゃダメだよ。) 結局バディは無事見つかるが、それがきっかけでジーンはバッドの元を去る。 ジーンとバディが自分にとって掛け替えのない存在だと悟ったバッドは、アルコール依存症の矯正施設に入って酒を断ち、再びジーンの元を訪れる。 その時のジーンの言葉。 「私はバディを失ったら生きていけない。あなたと付き合う事にはリスクがあるのは判っていた。でも、私は付き合った。なぜならあなたを愛したから。でも、もう元には戻れない。」 ジーンって実はちょっと危ない男に惹かれちゃうタイプなのかもしれないけど、母親の立場ではバッドを選ぶわけにはいかないって事なんでしょう。 でも、誰を選んだら子供のためになるかなんて、見極めるのは案外難しいんじゃないでしょうか? 「レスラー」でも、主人公がやっぱり女の人に振られて最後には自殺行為のようにリングに上がるのだけれど、この映画ではバッドは傷心の気持ちを歌に託す。 歌の題名は「クレイジー・ハート」。 後輩に追い越され、愛する人にも捨てられ、何をやっても上手くいかない中年男の悲哀と再生を、ジェフ・ブリッジスはベテランの味で上手い事体現化していると思ったけれど、なんだか「レスラー」の二番煎じの感じが否めず、ジェフ・ブリッジスの出演作では「ファビラス・ベイカー・ボーイズ」と「フィッシャー・キング」の方が好きだった。
by chiesan2006
| 2010-07-12 03:53
| 映画
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