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2011年 11月 07日
![]() なんともB級の香りぷんぷんの題名で、なんだかなあと思っていたのだが、友達が久しぶりにダニエル・クレイグが観たいというので一緒に見に行った。 でもまあ、なんか微妙な味わいの映画だった。 出演者は、主演のダニエル・クレイグをはじめ、大御所のハリソン・フォード、実力派のサム・ロックウェル、若いけど個性が光るポール・ダノ、それからベテラン俳優のキース・キャラダイン(大作にはあまり出演しないけど、70年代の後半の「プリティーベイビー」や「モダーンズ」に出演していた頃はかっこよくて大好きだった)など、錚々たる顔ぶれ。 それもそのはず、この映画、例の製作総指揮というわけのわからないポジションにスピルバーグが名を連ねている他、監督が「アイアンマン」シリーズをヒットに導いて現在かなり注目株のジョン・ファブロー。 この人、「アイアンマン」ではアメコミのヒーロー役に、アカデミー賞ノミネート経験もある演技派のロバート・ダウニー・Jrという思いがけないキャスティングをして大当たりを取ったが、原作がアメリカのグラフィックノベルである今作でも、2匹目のドジョウを狙ったキャスティングかな、という感じがしないでもなかった。 でも、流石にこれだけの人材が集結すると、簡単にB級と言い切れないところもある。 なにしろこの映画、西部劇の部分だけみると、バカにならないくらい出来が良いのだ。 流れ者でお尋ね者のカウボーイを演じるダニエル・クレイグは、「007」の時同様、スタントなしで体を張ったアクションに挑んでいて、なんだか往年のスティーブ・マックイーンを髣髴とさせるし(ちょっと褒めすぎかな)、ポール・ダノ演じるバカ息子の父親のハリソン・フォードはいつにない敵役を熱演してるし、それ以外の脇役陣も適材適所で良い味をだしている。セットや衣装にもお金が掛かっているのがわかるし、ロケ地も絶好。 ストーリーも、流れ者対地元のボス、それに絡むギャング団や謎の美女、そして西部劇には欠かせないインディアンまで登場し、まさに西部劇の王道をいってる感じ。 ところが、何故かそこにエイリアンが出現するんだ、エイリアンが・・・・。 一体どういう事????? まあ、原作がそうなんだから仕方ないけど、でもなんでそんな原作を映画化するの? どうも、原作自体が結構人気があったようで、それで映画化の運びとなったらしいのだが、映画のほうはアメリカではあんまりヒットしなかったそうだ。 だろうねえ・・・。 だって、後半のエイリアンとの戦闘シーンになったら、B級路線まっしぐらに盛り下がっていってしまうんだもの、この映画。 同じように公開前にはB級臭が紛々としたエイリアン映画の「第9地区」が、蓋を開けてみたら凄く面白くてよく出来た映画だったのとは好対照。 そもそもこの映画、エイリアンの造詣が全くひどい。 アメリカ映画のエイリアンというと、なんだか筋肉もりもりの、化け物じみた頭の悪そうな連中ばかりが登場するが、少なくとも他の惑星から地球に飛来するという、人間がまだ成しえていないことを成しているんだから、人間より知的レベルは高いはずで、進化の過程は宇宙のどこでも似たような感じのはずと科学者は言っているんだから、こんなゴリラに毛の生えたような奴が、他の惑星から来られるはずはないと思うんだけど。 私的には、エイリアンといったら初期のスピルバーグ映画の「未知との遭遇」のエイリアンが一番リアリティがあると思える。 スピルバーグの作品はあまり面白いと思ったことがないのだけれど、「未知との遭遇」は大好きで、3回くらい映画館に見に行った。 まあ、映画なんだから宇宙人がリアルじゃなくてもいいんだけど、それにしてもこの映画のエイリアンはステレオタイプなだけでなくデザインがひどすぎる。 なんか、今時インディアンを敵役にするのは人権上問題があるから、だったらいっそのことエイリアンにしちぇえ、みたいな安直さがそのままこのエイリアンの姿に表れている気がした。 それに例の謎の美女が、実は地球人に姿を変た宇宙人だったというのもなんだか白けた。 最後には、いままで敵対していたボスもギャングもインディアンも、皆で力を合わせてエイリアンと戦うんだけど、人間たちが持ってる武器はライフルだけ。 そんな旧式な武器で、エイリアンの強力な武器を相手にどうやって落とし前をつけるんだと思ったら、最後も案外ありきたりな終わり方をした。 監督のジョン・ファブローも、こんな題材押し付けられて、作るのに苦労したんだろうなとは思うものの、後半の演出はもうちょっとなんとかならなかったんだろうか? まあこの題材じゃ、誰が監督でも良い映画にするのは難しそうではあるけれど。 人材は一流、題材は五流って感じだったな。 「エイリアン対プレデター」という映画が作られたときも何だそりゃとびっくりしたけど、それに匹敵するくらい珍奇な題名の、しかも内容もなんとも形容しがたい変な映画(ある意味楽しい部分もあったけど)だった。 まあ、「竹取物語」にだってエイリアンは出てくるけどね・・・。 それにしても、最近は日本でもアメリカでもコミック由来の映画が作られることが凄く多い。 日本映画はあまり観ないからよくわからないけれど、アメリカ映画のそういった作品は、お金は掛かっているけれど内容は薄いって感じが否めない。 でも、そういった映画のほうがどうやら人は入るらしい。 観客にとっては大作映画は映画館でみたほうが迫力があるし、劇場側も売り上げが上がらないのは困るというのはわかるけど、洋画といえばあっちでもこっちでもそういった映画ばかり上映されてしまって(特にシネコン)、大人の鑑賞に堪える映画が駆逐されてしまうのは情けない。 最近はシネコンも時間帯を細切れにして上映作品の種類を増やしているようだが、それでもたとえカンヌやベネツィアで受賞しても、ヨーロッパの映画や韓国や香港以外のアジアの映画が上映されることは極めて少ない。 こんなんじゃ、頭の悪そうなエイリアンに地球が乗っ取られる日も近いかもしれない。 一緒に見に行った友達は、ダニエル・クレイグの受け口が色っぽいとか言ってた。そうか・・。 ※下記の広告はExciteの営業活動の一環として掲載されるもので、主催者が載せているものではありません ■
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by chiesan2006
| 2011-11-07 11:23
| 映画
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