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2011年 11月 28日
(採点はあくまで私の主観に基づいていますので、私のレベルが低いせいで理解が及ばす、伸びない場合も多々ありますので悪しからず)
10月に観た映画 トゥルーグリッド (DVD) アメリカ 80点 コーエン兄弟監督による西部劇。 アカデミー俳優のジェフ・ブリッジスとマット・デイモンが出演しているものの、オーディションで の中から選ばれた 才の が達者な演技を見せている。 コーエン兄弟作品に見られる毒の効いたシニカルなユーモアは押さえ気味で、主役の少女の成長と、孤独で偏屈な初老の男との心の交流を描いたヒューマンドラマとなっている。 その点ちょっと物足りなさも感じたが、いつものコーエン兄弟らしからぬラストは、ちょっと感動的。 まあ、そのつもりで観ればなかなか面白いし、西部劇が好きな人ならきっと楽しめる。 「ノー・カントリー」でお金を持ち逃げする保安官を演じていたジョシュ・ブローリンが、少女の敵役で出演しているのも見所。 戦場でワルツを (DVD) イスラエル・フランス・ドイツ・アメリカ 83点 イスラエルのアニメ映画だが、監督のアリ・フォルマン自身の従軍体験に基づいているだけあって、アニメとは思えないくらいなシリアスな戦争をテーマにしたヒューマンドラマになっており、世界各国で高い評価を受けた。 日頃日本やアメリカのアニメを見慣れた目には、この映画のリアルな映像は非常に斬新に写ったし、音楽の使い方も秀逸だった。 イスラエル人自らが、レバノンで行った虐殺を映画化したのは驚きだし意義もあると思うが、ただ、主人公に虐殺時の記憶がなかったり、表現をアニメーションにしたという点は、直視するのにはためらいがあるのかなと思えてしまう。 と偉そうな事を言ったって、レバノンとパレスチナとイスラエルの関係を含めた中東情勢は、あまりにも複雑で、実の所良くわかってはいないのだけれど。 2年位前に観たレバノンの映画は、紛争当事国とは思えない平和な日常が捉えられていたし。 この映画、ラストは虐殺を伝える当時の実写のニュース映像で終わるのだが、正直なところ、私はやっぱり実写で観てみたかった。 ランナウェイズ (DVD) アメリカ 77点 ランジェリー姿で舞台に立って、日本でも大人気だったランナウェイズのシェリー・カーリーをダコタ・ファニングが演じているという所に興味があって借りてみた。 確かに、ちょっと見ない間にダコタは凄く大人っぽくなった。 でも、この映画の主役はむしろランナウェイズのリーダーであるジョーン・ジェットを演じた 。 この人の出演作は「イントゥー・ザ・ワイルド」しか見た事がないが、この映画や、大ヒットしたヴァンパイア映画の「トワイライト」シリーズの予告で見た感じとは大きく異なる、ワイルドなイメージの女の子を見事に演じていてちょっと驚いた。 映画自体はどちらかというとイメージが先行してしまっていて、ドラマとしての掘り下げはいまひとつ。 あっという間に解散してしまったランナウェイズだけれど、解散後もがんばって「アイ・ラブ・ロックンロール」を大ヒットさせたジョーンと、普通の女の子に戻ったシェリーとのその後の人生の違いが印象的だった。 久しぶり聞いた「トゥ・トゥ・トゥ・トゥ・トゥ・トゥ・トゥ・チェリーボンブ」懐かしかったぁ! イヴ・サンローラン (DVD) フランス 78点 キネカ大森で観た二本立ての一本。 50年の長きに亘って、仕事とプライベートの両面でサンローランのパートナーだった によって語られるドキュメンタリー。 ただ、映画なのに静止画像を多様しすぎている感が否めない上、映画自体をこのパートナーが仕切ってる感じがしてあんまり面白くなかった。 なにせ本人よりこの人の出演時間のほうが多いくらい感じられた。 他の人たちのインタビューももっと聞きたかったし、プライベートも良いけど、仕事しているシーンとかインタビューに答えてるシーンとか、デザイナーとしての仕事振りをもっと知りたかった。 サンローランは「名声とは幸福の輝ける葬列だ」と言っていたんだそうだ。 亡くなった後、どこかのスタジアムで行われた世界の五大陸から集まったモデルたちで行われた集大成のショーに、ちらっと川原亜矢子が写っているのを発見。 ラストは二人で買い集めた美術品のオークション。下世話な私は、売ったお金を誰が相続するのかちらっと気になった。 シャネル&ストラヴィンスキー (劇場) フランス 82点 キネカ大森の二本立てのもう一本。 ストラヴィンスキーを演じているのがマッツ・ミケルセンだというので、好奇心に駆られて見に行った 冒頭のバレエの「春の祭典」の初演シーンでダンス、演奏 観客のブーイングなどすべてに緊張感があってすごく面白かった。 それ以外は案外思ったとおり。 でもこの映画、ストーリーよりなにより、ファッション、インテリア、風景など画面の美しさが格別だったし、音楽の使い方も良かった。 特にシャネル役を演じたアナ・ムグラリスは、前に見たシャネル映画のオドレイトトーよりずっとシャネルの服が似合ってたし、着こなしも凄く良かった。 と思ったら、このひと実際にもここ数年シャネルのミューズとしてモデルを務めていて、平素もシャネルの服を着てるんだって。 衣装もシャネルの現在のデザイナーであるカール・ラガーフェルドが担当しているそう。 そこまでなっちゃうとちょっとシャネルのコマーシャルフィルムみたいで、バーターっぽくてなんだかなあって気がしないでもないが・・。 それにしても、マッツは男女間のいろいろに関しては微妙な立場に立たされる役が多い。 それにこの映画ではロシア語とフランス語でセリフを喋った上、ピアノも弾いて、なんだか大変そうだった。 でも、もろもろ考えると、マッツはシャネルを盛り上げるのに一役買わされたってことになりそう。ごくろうさまマッツ。 ザ・タウン (DVD) アメリカ 76点 ベン・アフレックの監督、主演の犯罪映画。 ギャングを牛耳っている花屋が、仲間に対して全然情がなく、これで良く皆が付いてくなと不思議だったり、ベンの相手役の銀行の女の人がベンがいろいろ探りを入れてるのに全然気づかなかったり、街の人間同士のつながりが、情というよりそれぞれが脅しあって繋がってる感じがしたりと、人間ドラマとしてはいまひとつ。 たいていは憎まれ役のFBIのリーダーが、この映画では妙に知的に見えた。 ベンだけでなく共演のジェレミー・レナーの役まわりにも殆ど意外性がなく、すべてにおいて予定調和内に話が収まってしまう。 せめてラストはもう一ひねりあって欲しかった。 ダンシング・チャップリン(DVD) 日本 90点 周防正行監督が、舞台で演じられていたバレエ作品を再構成して撮った映画。 前半はこの映画を撮影するための準備のドキュメント。 元々この舞台を考えた振付師のとローラン・プティと監督の間で意見の相違があったりして面白い。 後半の踊りのシーンはとにかく美しくて楽しい。 もともと振り付けにチャップリンの動きを取り入れている上、アップで撮ったり、ターンを上から撮ったりといった表現は映画ならではで、舞台とは違った面白さがある。 舞台で踊る事は引退したとはいえ草刈民民世はきれいだったが、流石にモダンなダンスよりクラシックなダンスのほうが動きが美しく感じられた。 主演のルイジ・ボニーノも60歳とは思えない素晴らしい動き。 ダンスのドキュメンタリーは皆面白くて、これも永久保存版にしたいくらい。 それにしても草刈民代と周防監督って良いコンビ。 お家をさがそう (Gyao) アメリカ 78点 サム・メンデス監督のコメディータッチのハートウォーミングストーリー。 ツタヤの店舗にもディスカスにもなかったのだが、ギャオストアに売っていたので購入してパソコンで観た。 妊娠をきっかけに、夫婦で新天地を求めて友人や親類を訪ね歩くロードムービーで、オフビートな感じは「リトル・ミス・サンシャイン」的。 行く先々で問題を抱えた家族に遭遇し、家族のあり方を考えさせらる二人だが、妊娠をきっかけに夫が仕事を辞めてまで新天地を探すという設定に必然性がないというか、なんでという感じが先に立ってしまって、なんだかあまり感情移入できなかった。 そもそもサム・メンデス監督自体それほど好きではないし、オフビートな映画ってなんかちょっとだけ私のツボからずれてる感じがして、いつもしっくりこない。 こういうのって、イギリスやフランスのコメディではあまり感じないんだけど。 で、ラストは案外ありきたりな所に落ち着く。 悪くもないけど良くもない、なんだか微妙な印象の映画だった。 スリーデイズ (劇場) アメリカ 83点 感想はこちらをお読み下さい。 アリス・クリードの失踪 (劇場) イギリス 78点 感想はこちらをお読み下さい。 キラー・インサイド・ミー (劇場) アメリカ・スウェーデン・イギリス・カナダ 79点 感想はこちらをお読み下さい。 カウボーイ&エイリアン (劇場) アメリカ 75点 感想はこちらをお読み下さい。 10月に読んだ本 空へ エヴェレストに悲劇はなぜ起きたか ジョン・クラカワー 88点 感想はこちらをお読み下さい。 デス・ゾーン エヴェレスト大量遭難の真実 G・ウェストン・デフォルト 88点 感想はこちらでお読み下さい。 零下51度からの生還 ベック・ウェザース 85点 感想はこちらでお読み下さい。 時間はどこで生まれるのか 橋元淳一郎 90点 大体において、この本の題名のような事をいままで考えた事もなかったから、題名自体が新発見みたいな感じだった。 内容はわたしのような科学音痴にはかなり難しいが、でも面白い。でもやっぱり難しい。 私などは、時間というのは宇宙が出来た時にから流れ始めたと思えるのだが、どうやらそうではないらしい。 時間というのはミクロの世界には存在せず、マクロな世界にのみ流れるのだそう。 故に、時間は生物が進化を開始した時に生まれた、ということらしい。 その記述だけでも目からウロコだったが、面白難しくてあと3、4回は読まないとわからない。 (それでもわからないかもしれないけど) チャイルド44(上)(下) トム・ロブ・スミス 84点 ロシアがまだソ連だったころに実際にあった連続殺人事件をベースに書かれた小説。 書いたのはイギリスの新鋭作家だが、ドラマチックでスピーディーな語り口でどんどん読める。 猟奇殺人をテーマにした小説は多々あるけれど、この小説はソ連のKGBの幹部だった男が犯人を追い詰めていくという設定が新鮮だった。 なにせソ連が舞台で西側の作家が書いた犯罪小説やスパイ小説は、アメリカ人やイギリス人が主人公ってことが多いから。 小説の冒頭に起こったエピソードが巡り巡ってラストに収斂していくのだが、結末はあくまで著者の想像の産物だ。 実際の事件は「大量殺人者はわが国には存在しない」といったソ連体制の態度が犯人の逮捕を遅らせ、50人もの犠牲者を出したそうだ。 とはいうものの、ロシアでは民主化された後でさえも、この小説は出版されていないらしい。 ロシアにとっても触れて欲しくない暗い過去、なんだろうなきっと・・。 イギリス人の患者 マイケル・オンダーチェ 89点 映画「イングリッシュ・ペーシェント」の原作本。 映画は大分前に観たので、戦争中に砂漠で飛行機が墜落して全身やけどを負ったパイロットが、ジュリエット・ビノシュ演じる看護婦に人妻との恋を語るということしか覚えていない。 原作にはそれ以外に看護婦の父の友人とインド人の爆弾処理に携わる工兵が登場し、戦争によって翻弄され、そしてそれ故に絡まりあった4人の人生が入れ子細工のように語られていく。 作者は元々が詩人であったことから、筆致は繊細で叙情的。戦争の痛々しさを伝えながら、尚且つ美しくもある。 ラストには日本に落とされた原爆の報によって、さらに4人の運命が変転する。 私は映画より原作の方が良いと感じた。 ふつうがえらい 佐野洋子 88点 人間処世術としていろいろな皮を被っているものだと思うが(そうでもない人もいるかもしれないが、わたしはそう)、佐野さんの本を読むと「そんな皮、被ってなくたっていいじゃん。脱いじゃいなよ」って言われているような気がする。 読んでいる時は、その通りだよと思ったり、そんな風に考えたり行動できる佐野さんを羨ましく思ったりしているが、読み終わると結局また元に自分がいる。 でもとにかく読んでいる時は元気が出る。 そういう意味で、佐野洋子のエッセイは私には貴重だ。 ※下記の広告はExciteの営業活動の一環として掲載されるもので、主催者が載せているものではありません
by chiesan2006
| 2011-11-28 02:25
| 映画と本
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