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2007年 03月 20日
昔テレ東でやってた、「マイアミ・バイス」は時々見てたけど、それまで見たアメリカの刑事ドラマと比べて、特別面白いって訳でもなかった。だから見るのは時々。その「マイアミ・バイス」をわざわざ映画化。で、そのDVDを鑑賞しました。 なんか、結構ギャラの高そうな俳優使って作ってるけど、結局B級に毛が生えた程度の出来にしかなってないじゃない、この映画。といっても「マイアミ・バイス」ってそもそもがそういうドラマではあったけど。 それに肝心の俳優達にしても、ジェイミー・フォックスってアカデミー主演男優賞取ったけど、私は肝心の「レイ」を見てないので、それ以外の作品ではとりたてて魅力を感じないし、コリン・ファレルはデビューしたての「タイガーランド」や「フォーンブース」に出てた頃には、なんだか面白い素材が出てきたなあって思ってたけど、「アレキサンダー」くらいから良くなくなってきて、この映画では少し太り気味なうえに、金髪が全く似合わなくて、以前は白目がちの目が鋭く光ると素敵って思ったけど、今は単に目つきが悪そうに見えるだけ。 それからさあ、なんでコン・リーなの?なんで、なんで、なんでコン・リーがこの映画に出てて、しかもコリン・ファレルとラブ・シーンやらなくちゃいけないの?これって最悪の人選!! コン・リーってどう見たって中国の気が強くて意地の悪い娘とか、逆境を気の強さで乗り切る女の役なんかがぴったりで、この映画の役みたいな、セクシーでプロフェッショナルな女の役は全く似合わないよ。要するにあんまり垢抜けた感じがしないんだよねコン・リーって。顔だって痩せた渡辺えり子みたいだし。ラブ・シーンもへったくそだった。 私、前から言ってるけど、キスは白人の文化だから、例えば東洋人でも白人の中で育った人ならともかく、コン・リーみたいな中国で育って白人の文化に触れることなく育った女優には、白人の男性俳優とのラブシーンを上手く演じるのは絶対無理。コリン・ファレルもきっとやりにくかったんじゃないかなあ。 それに、コン・リーの表情の乏しさをクールと捉えることは出来なかった。要するにこの映画の中ではそれぞれの俳優の良さが全く発揮されていなかった。それは誰のせいかっていったら、やっぱり監督のせいでしょう。と思ったら、監督のマイケル・マンはTVの「マイアミ・バイス」を製作総指揮してたんだって。なるほど、だからオリジナルの雰囲気引きずってたんだ。よっぽどこのドラマに思い入れがあるんだなあ。 とにかく私としては別にDVDも見なくて良かった。映画館でもっとお金払って観たら、きっと怒ったな。
by chiesan2006
| 2007-03-20 02:26
| 映画
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