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2007年 04月 22日
「ギルバート・グレイプ」だった。レオを初めて映画で観たのは。ジョニー・デップ演じるギルバートの弟で、鉄塔に登るのが大好きな自閉症の少年の役。バスタブの中で震えながらお兄ちゃんの帰りを待っているシーンを今でも思い出す。すごく鮮烈な印象だったし、演技の上手さにも驚かされた。
その子がレオナルド・ディカプリオって言う、当時天才子役と言われていた少年だと言うのは、確か後から知ったんだと思う。その後ビデオでデ・ニーロと共演した「ボーイズ・ライフ」も観たんだった。 でも、子役といっても、ディカプリオはダコタ・ファニングみたいに7歳や8歳くらいの時から映画に出演していた訳ではなくて、allcinema onlineによると芸能活動を始めたのは13歳の時。「ギルバート・グレイプ」や「ボーイズ・ライフ」に出演したのは19歳だから、もう青年といっていい年齢の時。 とはいえ「ギルバート・グレイプ」でアカデミーとゴールデングローブの助演男優賞にダブルミネートされた時は、その若さと将来性に大いに期待が集まったはずだ。 その期待に見事に答えて「タイタニック」で大ブレイク、一躍ハリウッドのドル箱スター(ってもう死後?)に踊り出た。実際ギャラは破格だったようだし、その後スターの名に恥じないように、かどうか、女優やモデルと次々と浮名を流し(これももう死後?)たりしちゃって・・・。 でも、前にもどこかで書いたけど、私はディカプリオってもっとメッセージ性があったり、作家性の強い作品に出演して、地道に俳優としてのポジションを築いていくのかと思っていたので、いきなりのブレイク、それも大ブレイクで、ディカプリオの演技力は認めていたものの、そこまでのスター性がとてもあるとは思えず、この事態には正直びっくりした。ディカプリオからレオ様に大変身。 ディカプリオは「ギルバート・・」の後の「太陽と月に背いて」や「ボーイズ・ライフ」ではかなり個性的な役柄を演じて、ますます演技力に磨きをかけていたはずなのに。 「タイタニック」には共演者として、恋人役にケイト・ウィンスレットが出演していたけれど、こちらも「いつか晴れた日に」でアカデミーとゴールデングローブの助演女優賞にダブルミネートされた若手の実力派女優だが、「タイタニック」ではレオほど人気が爆発しなかった。そのせいか、その後は大作というより演技力が物をいう作品に数々出演し、もう5回もアカデミー賞にノミネートされている。 先日、ワイドショーの映画紹介コーナーで、ディカプリオはアイドルから演技派になろうとして苦労している、みたいな事を言っていたけれど、私の意見としては、もともとは演技派の道を行くはずの俳優が、アイドルになっちゃったおかげで回り道をしてしまったように思える。尤もそのおかげで、いい事もたくさんあっただろうけれど。 レオはここの所、憧れのスコセッシと3本続けて仕事をしているが、そのスコセッシは「レオと一緒に撮っているときは、“自分がなぜ映画が好きなのか”を感じさせてくれるような気がするんだ。彼との撮影には驚きがたくさんある」(eiga.comより)とディカプリオを絶賛しており、それだけでもディカプリオという俳優が、並みの資質でないことが判るけれど、その割には賞レースではケイトに比べ苦戦している。といっても、アカデミー賞に3回、ゴールデングローブ賞に6回ノミネートは立派なものだと思いますが。 さて、最新作の「ブラッド・ダイアモンド」先日観てきました。レオはこの映画で3度目のアカデミー賞にノミネートされました。今度は主演男優賞。 「ディパーテッド」を観た時も思ったんですが、お太りになったんですよ。レオ様は。だからと言って、服を脱いだ時にぶよぶよって訳じゃないけど、なんだか顔がまん丸になっちゃって。ワイドショーのコメンテーターや司会者は、ずいぶん大人になったって言ってたけど、それでも共演者のジェニファー・コネリーがお姉さんに見えちゃうのは、俳優として決してプラスにはならないよなあ。ディカプリオが克服しなくてはならないのは、演技力よりなによりその外見と声かもしれない。「アビエーター」の時もケイト・ブランシェットはうんと年上に見えたし。もっとも「ギルバート・・」の時は実年齢より若く見えるのが功を奏したとも言えるけど。 映画自体はここ数年ハリウッドでブームみたいになっているアフリカを舞台にした作品。シエラレオネの内戦とその裏で密売されるダイアに関する話。 映画の中で「TIA」「This is Africa]という符号が何回も出てくるけど、映画で観ている限りにおいては近年のアフリカの状況はほんとにひどい。「TIA」というのはアフリカにおけるある種の諦感を現す言葉として使われる。 シエラレオネでも「RUF]という反政府組織による市民の虐殺が起こり、しかも兵士の中には誘拐され脅され、薬を打たれて虐殺に加担させられている少年兵が多数混ざっている。 この作品で見事アカデミー助演男優賞を獲得したジャイモン・フンスーは、そんな少年の父親ソロモンの役。 レオは語尾に「ハッ?」と言う癖のある、元傭兵で今はダイヤの密売人のダニー・アチャー。 公開前からかなり話題になっていたし、アフリカでのダイアの密売の実態というものも知る事が出来て勉強なったと思うけれど、映画としての出来は今ひとつ。 社会派のドラマならそれで押し通せば良いものを、下手にアクションシーンなど多く入れてしまっているもので、却って印象が散漫になった感が否めない。ラストも思いっきり予想どおりだったし。 レオは奮闘しているものの、やはり誘拐され、虐殺者に仕立て上げられそうな息子を取り戻したいという、ソロモンの執念を表現したジャイモンの演技に比べると、見おとりしてしまった。 俳優は賞を取るためだけに演じている訳ではないだろうけれど、賞が俳優にとって一つの指標になる事もまた確かな事だろう。ジョニー・デップは40歳近くなってやっとアカデミー賞受賞となり、ブラッド・ピッドはノミネート止まりで未だにに受賞出来ていない。 30歳を過ぎたばかりのディカプリオ。スコセッシが絶賛するその才能の持ち主が、受賞するのはまだ少し先かもしれない。
by chiesan2006
| 2007-04-22 23:00
| 映画
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