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2009年 03月 16日
![]() そのアンジーが、ここの所撮る作品が必ずと言っていいほどアカデミー賞にノミネートされるクリント・イーストウッドと組み、しかも題材が実際にあった事件を基にしたサスペンスとなったら、どうしたって興味をそそられる。 で、観に行ったわけだけど、観ている間ずっと思っていたのは、この話ってきっとなんらかの映画的な脚色がほどこされているに違いないという事だった。 だって、あまりにも話が出来すぎているから。 というわけで、帰って来てから早速公式サイトやらWikipediaやらを見てみると、当時の新聞記事などが掲載されていて、正にこれが本当にあった話であるという事がわかり、そこで初めて「事実は小説より奇なり」と改めて思った次第。 全く、素直じゃなくて困ったもんだ。これも歳のせいか。 あらすじはこちらで。 時代が1920年代という事で、その当時の衣装を着たアンジー。スタイルが良いので何を着ても似合うけれど、いかに当時最先端の職業についていた婦人とはいえ、当時の母子家庭にしては家やら家具やら服装が、些か良すぎるのではないかという感じはちょっとした。 それに前から書いているように、アンジーはキャラも顔立ちも元々濃いめなのに、今回は目の回りも口紅も濃いメイク。真っ赤な口紅を付けた口元に手袋をした手を何度持っていくんだけど、その仕草をするたび手袋大丈夫、と妙なところが気になった。 アンジーは前回「マイティー・ハート/愛と絆」で、夫をテロリストに殺害される妻を演じ号泣したけど、今回も息子が失踪し、泣くシーンが多い。 前回は泣くと言っても泣き方にアンジーらしい豪快さがあったけど、今回悲嘆に暮れて泣く姿は、なんだかアンジーらしくない。 ご本人も、息子を誘拐される母親役というこの映画のオファーが来た時、最初は断ろうと思ったのだそうだが、後半の権力と戦う姿に惹かれ受ける事にしたらしい。 この母親のそういった強い面にアンジーとの共通点を見出したから、監督もこの役にアンジーを起用したのだろう。 ところでこの映画、予告でも流れていたように、誘拐されて何ヶ月が後に、全く自分の子でない子供が帰ってくるというのが話の発端なのだが、その後に続く警察幹部の、今で言うところのパワーハラスメントとしか言いようのない理不尽な対応は、見ていていらいらさせられた。 今日、やはりイーストウッド監督が映画化した「ミスティック・リバー」の原作者、デニス・ルヘインの新作「運命の日」という小説を読み終えたのだけれど、その小説は1910年代にボストンで実際に起こった警察官のストライキが題材なのだが、劣悪な労働環境を改善するように迫る警察官の代表者に対して取る警察幹部の態度は、まさにこの映画とそっくり。 この時代の警察幹部の逆らうものには容赦しない、という態度は結局人々の反発を招いて、長い目で見たら変わらざるを得なくなる。この映画も小説も実話を基に語られているだけに、その意味するところは大きい。 この映画の題材となった事件は、当時はかなりの大事件だったようで、当時の新聞記事をたくさん載せているサイトもあった。 この母親の息子は、少年ばかりを狙って大量殺人を犯していた男に誘拐された疑いが濃厚なのだが、その中にこの少年が含まれていたかどうかは実際ははっきりしなかったようだ。 映画では捉えられた少年たちの中から逃げ出した少年が5年後に発見され、その少年がこの子が確かにそこにいたと証言するのだが、この部分はさすがに脚色だったんじゃないだろうか。 驚いた事に、実際のこの大量誘拐殺人事件には、この犯人の母親が深く関与していたらしい。 映画にはその母親は登場しないが、そんな濃いキャラクターが出現したら、アンジーの存在感とぶつかってしまうからかもしれない。 その代わり、昨年「ゴーン・ベイビー・ゴーン」でアカデミー助演女優賞にノミネートされたエイミー・ライアンが、母親役のアンジーが強制的に入院させられる精神病院で母親を助ける女性を好演している。 私的には、こんな感じの女優がこの母親役を演じた方が、よりリアリティが増したのではないかと思ったけど、やっぱりアンジーの観客動員力には到底かなわないだろうな。 それにしても、クリント・イーストウッドの映画って、どうしてこういつも暗くて重いんだろう。「ミスティック・リバー」を観た時も「ミリオンダラー・ベイビー」を観た時も、観終わった後やりきれない思いに駆られたけど、この映画も同様で「良かった」とか「感動した」とか言うよりも、どっと疲れた。 ■
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by chiesan2006
| 2009-03-16 22:54
| 映画
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