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2009年 08月 22日
しばらく前、絶版になった本を復刊して欲しい時に投票する「復刊ドットコム」に、コーマック・マッカーシーの「越境」を復刊して欲しくて投票およびコメントしておいたら、昨日、9月中旬に復刊されるというメールが来た。
きゃー、良かった。 予定価格は1050円となっているので、たぶん文庫での復刊だろう。 でも、得票数はたったの14票。 「復刊ドットコム」の得票数と本の復刊はどのような関係にあるんだろうか。 かなりの得票にも拘らず、なかなか復刊されない本もあれば、今回のようにわずかな得票数でも復刊されてしまう本もある。 もっともこの「越境」という本はマッカーシーの国境3部作という作品群の第二作で、一作目の「すべての美しい馬」が数年前に文庫化されているので、その流れで復刊が決まったのかもしれないが・・。 マッカーシーの小説を読んだのは2年ほど前、その「すべての美しい馬」が最初だった。(この小説の感想文はこちらに書きました) その後コーエン兄弟の手で「No Country For Old Men」という作品が映画化されると知り、読もうと思ったら邦題が「血と暴力の国」だった。 なんだかあまりにも血腥いイメージだったのでしばらく躊躇していたのだけれど、ちょうどその頃、マッカーシーの最新作でピューリッツァー賞を受賞した「The Road」が、ヴィゴ・モーテンセン主演で映画化されるという話が流れ、更に「No Country ~」がアカデミー賞にノミネートされるに及んで、やっぱり読まなくちゃと思って読んだら凄く良かった。(この小説の感想はこちら) 2冊読んですっかりマッカーシーがのファンになってしまい、「The Road」もすぐに読みたかったのだけれど、その時点ではまだ出版されていなかったので、その前に図書館で見つけた国境3部作の第3部「平原の町」を読んだ。(この感想は書かなかったですが、簡単なコメントおよび点数をこちらに書きました) で、6月に「ザ・ロード」が出版されたので発売当日に買って読んだら、これがまた凄く良くかった。(この本の感想はこちら) そんなこんなで、日本で出版されているマッカーシーの小説で読んでいないのはこの「越境」だけになり、買って読もうと思ったらなんと絶版になっていた。 「平原の町」は図書館で借りたものの、実はこれも絶版になっている事を後から知った。 「越境」は近所の図書館にも置いてなかったので、リクエストして他館から取り寄せてもらって読んだ所、こちらも「ザ・ロード」と甲乙付け難いくらい感動してしまい、返すのが惜しく、「紛失しました」と言ってもらっちゃおうかとまで思ったけど、流石にそれは出来ず、泣く泣く返した。(「越境」の感想文はこちら) 世の中には一度読んだ本は二度と読まないという人もいるけれど、私はやっぱり好きだった本はまたいつか読みたくなるかもしれないので持っていたいと思う。 図書館で借りるのもいいけど、絶版になってしまったら、図書館にだっていつまであるかわからないし。 「すべての美しい馬」も文庫化され、「ザ・ロード」も出版の運びとなったのだからそのうちこの本も、と思って待っていたのだけれど一向に復刊される気配はなく、そこで「復刊ドットコム」が最後の頼みの綱、みたいな気持ちで投票してみた。 そうしたら2ヶ月足らずで復刊の知らせ。投票に効果があったかどうかはわからないけど、ほんとに嬉し~い。 マッカーシーの小説は決してハッピーエンディングではなく、胸を抉られるような切ない話が多いのだけれど、なんというか、登場人物のストイックさが心を打つんだよね。 ところで、ヴィゴファンの私としては、「The Road」でヴィゴが再びアカデミー賞にノミネートされる事を大いに期待しています。 「The Road」は公開がのびのびになってファンはやきもきしていたんだけど、9月の「ヴェネツィア国際映画祭」で初お目見えする事が決まりました。 その後各地の映画際を廻って、アメリカでの一般公開は今年の終わり頃になりそうです。 監督はジョン・ヒルコートというオーストラリア人で「プロポジション・血の誓約」という渋い映画を撮った人。 ちょっとマイナーだけど、映画自体はとてもよく出来ていたので私は期待しているんだけど、どんな評価を受けるのか、どきどきです。 日本で公開されるかどうかは、各国での反応しだいでしょう。 最近日本では外国映画受難の時代なので、是非是非ノミネートされて日本での公開に漕ぎ着けて欲しい。
by chiesan2006
| 2009-08-22 03:06
| 本
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