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2009年 08月 30日
「96時間」
リーアム・ニーソン主演のアクション映画。 リーアム・ニーソンといったら「シンドラーのリスト」や「マイケル・コリンズ」といった社会派の映画が思い浮かぶが、今回のはほとんどノンストップといってもいいような、アクション満載の映画。 友達とパリに旅行に行った娘が人身売買組織に誘拐され、元特殊工作員の父親が救出に向かうが、猶予時間は96時間といった設定。 詳しい内容はこちらで。 テレビ・コマーシャルで「24」のジャック・バウアーが「娘のために96時間一睡もせず戦い続けた男がいた」って言っているけど、キーファーより10歳以上年上だろうと思われるリーアム・ニーソンが頑張る事、頑張る事。 「24」は24時間の出来事をほぼ24時間かけて放送するが、この映画は96時間の出来事が90分位で終わってしまうので、比べてみてこれで4日も経ったの、といった感じは否めなかった。 この映画、アメリカはもちろん、いろいろな国で相当あたったらしい。でも、私は正直言って、なんでリーアムなの?って思った。 演技派のリーアムが演じたからこそ、他のアクション映画にはない味わいがあったといった見方も出来なくはないだろうけど、どうみてもあの年齢であの立て続けのアクションはきつそうだった。(特に走るシーンが) 娘の名前がキムだったり、目的を果たすためには拷問も辞さないところは、それこそジャック・バウアーを思わせるが、バッタバッタと敵を倒していく様はまるでスティーヴン・セガールのようで、しかもそこに無類の親ばかという味付けをしたのが、この映画の主人公。その親ばかさ加減が推進力になって、無敵の強さを発揮している。 あまり深みのないシナリオをリーアムの演技力が補っているので、そういった意味ではリーアムの起用は良かったのかもしれないが、こんな内容だったら演技力より体の切れのいい人のほうが良かったんじゃあ、とも思った。だって、なんといったって肝はアクションなんだから。 最近のアクション映画ではしばしばマーシャル・アーツという特殊部隊の戦闘テクニックが使われているが、この映画の父親もそのテクニックを使ってほとんど秒殺で敵を倒していく。 でも、別にリーアムの体の動きが見るに耐えないほど酷かったというわけではないとはいうものの、セガールなんかでも、体の大きい人のアクションって、なんだか大味に思えてしまう。小回りの利かない重量級の格闘技って感じ。 スティーヴン・セガールの映画が楽しめる人にとっては、更に演技力がある人が出演していることで楽しみが倍増したかもしれないけど、私のようにセガール作品はテレビで見るのが関の山とった人間には、この作品もせいぜいDVDで良かった。特にリーアム・ニーソンが好きってわけでもないし。 いろいろ書いたけど、別につまらなかったわけじゃない。何も考えないで見ていればそれなりに面白いと思う。殆ど危なげなく敵を倒していくというのは、ある種の爽快感もある。 ただそのベタさ加減が、今ひとつわたしにはピンと来なかった。ブルース・ウィルスだってシュワちゃんだって、いくらなんだってもう少し痛めつけられるよね。 リーアムの妻役で「Xメン」でおなじみの、ファムケ・ヤンセンが出演しているが、それ以外にもファムケの現在の夫役で、「24」の初期にCTUの所長役を演じていたザンダー・バークレイが出演している他、娘のキム役には「LOST」に出演していたマギー・グレイス、それからリーアムが警護する歌手の役に「プリズン・ブレイク」に出演していたホリー・バランスなど、私が見ている海外ドラマの出演者がたくさん出ているのを発見したのは楽しかった。 でも、17歳の誕生日を迎えたばかりのキムを、25歳のマギー・グレイスが演じているのは、どう見ても無理があった。 「トランスポーター3 アンリミテッド」 「96時間」より、どちらかというとこの映画の方が見たかった。 内容云々というより、ただただ「プリズン・ブレイク」のティーバッグ役のロバートネッパーをスクリーンで見たかったから。そういう意味では、とにかく満喫出来た。ただし内容は「96時間」とどっこいどっこい。 こちらは運び屋が主役だけに、車によるアクションシーンが一杯で、そのドライビングテクニックには驚かされたが。 詳しくはこちらで。 シュワルツネッガー、スタローン、ブルース・ウィリス、スティーヴン・セガールなど名だたるアクションスターたちが相次いで50代に突入してしまい、次世代を担うアクションスターは一体誰になるのかと思っていたのが5年位前。 私はてっきりヴィン・ディーゼルあたりが来るのかなあ、と思っていたら突然現れたのがこの映画の主役のジェイソン・ステイサム。 元飛び込みのイギリス代表であり、モデルの経験もあるというだけあって、その抜群の運動神経とプロポーションであっというまに次世代アクションスターのトップに踊り出た感がある。 Wikipediaを読んでみたら、公称では72年生まれとなっているが、水泳選手時代の記録では67年生まれとか。 髪の毛の具合からしたら30代はないでしょう、と思うけど外人の年齢はよくわからない。 でも、鍛え上げた肉体はお見事というしかなく、今回の映画でもとにかくやたらと脱いでいる。 そういったところも見所ではあるけど、私はとにかくロバート・ネッパーが出なかったら、この映画を劇場で見る事は絶対なかっただろう。 一緒に見に行った友達もご同様で、ネッパーが現れた途端隣で思わず、「わっ、出た!」と言って大喜びしていた。 そういう物好きな人がどの位いるかは知らないが、オリヴィエ・メガトンというこの映画の監督とプロデューサーのリュック・ベッソンが、ネッパーのファンである事は間違いないだろう。 なにしろ思っていたよりずっと出番が多く、いわゆる「007」の敵役くらいの存在感のある役どころで、ネッパー狙いで行った私たちはとにかく大満足だった。この人、こういった役をやらせたらとにかく上手い。 今回、ヘアスタイルなどはティーバックそのままで、「プリズン・ブレイク」ファンを大いに喜ばせてくれたが、粘着質で変態モードのティーバッグに比べ、この映画の悪役はずっとクールで、しかも大物感も漂わせている。 「プリズン・ブレイク」は群像劇なので、おのずと出番も限られているがこの映画では出番も多く、正に大活躍。もちろん、ラストはジェイソン・ステイサムに木っ端微塵にやっつけられる。 あと、ジェイソンの相手役でナタリア・ルダコーワという新人の女優が出演しているのだが、この人、ロシアからニューヨークに渡って美容師をしていて、街を歩いているところをリュック・ベッソンにスカウトされたというシンデレラガール。 赤毛でソバカスだらけの個性派だけど、抜群のスタイルとエキゾチックな雰囲気は、正にベッソン好み。 私も結構キュートで可愛いと思ったけれど、演技は学芸会の演劇に毛が生えた程度。一発屋で終わるか、これから伸びるかはまだ未知数な感じだ。 アクション映画には、主人公がボロボロになりながらも敵をやっつけるというタイプの作品もあるが、上記2作は主人公が半端じゃなく強い。 そういった所が爽快で面白いと思う観客も多いかも知れないが、さっきも書いたように、私は主人公がもう少し苦労してくれたほうが、楽しめたような気がする。水戸黄門じゃないんだからさ。あくまで個人の感想ですが。 これらの映画は、ヨーロッパ・コープというリュック・ベッソンの製作会社が作った作品で、言語は英語なれど製作国はフランス。 ヨーロッパでこういったアクション大作などを撮る時には、大抵製作には複数の国が参加しているのだが、流石にベッソンの会社は資金が潤沢なんだろう。 リュック・ベッソンの映画は、やっぱり初期の「グラン・ブルー」や「二キータ」などの小品が好きだったな。 アメリカ映画を意識するようになってからは、なんだかアメリカのアクション映画と区別がつかなくなってしまった。 もっとも、フランス人のでこぼこコンビが繰り広げる「Taxi」は、ギャグのセンスもフランス的で、結構好きだけど。 フランスでは昔、独特の雰囲気の犯罪映画がたくさん作られていて、日本ではアメリカ映画に劣らず人気があった。 最近またそういった雰囲気の映画も復活してきているようだけれど、やっぱりアメリカのアクション映画ほど興行的には伸びないようだ。 この2作品は世界的にもかなりヒットしたようだから、ヨーロッパコープは興収の面では万々歳なのかもしれない。 金は天下の回り物。 今度はそのお金を使って、ヨーロッパ風味の映画も、もっとどんどん作って下さいとベッソン様に言いたい。
by chiesan2006
| 2009-08-30 23:27
| 映画
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